株式会社アクトパス|温浴施設・温泉・サウナ事業の専門コンサルティング・プロデュース

温浴施設・温泉・サウナビジネスをトータルサポートするコンサルティング会社。アクトパスは温浴の普及と発展が社会の幸福につながると信じて、これからも温浴ビジネスの発展に尽くしてまいります。

「メルマガ」の記事一覧

夜明け前の美しい景色。空にはオレンジ色と青色が織りなすグラデーションが広がり、建物と街灯が点灯している。

ハラダ現場レポ、新規オープン施設から(3)

温浴施設の開業準備を通じて、業界全体にアナログな体制が根強く残っていることを実感しました。紙ベースの情報交換は利点もありますが、情報の検索・管理・活用面での非効率さが大きな課題です。デジタル化を進めることで、これらの問題を解消し、経営効率化を図ることが重要です。業界全体でシステム改革を進め、可能な部分から段階的にデジタル化を進めていくことで、温浴業界の発展につなげるべきだと感じています。
モダンな会議室の風景。白い椅子が並んだテーブルとホワイトボードが設置されている。

遊休スペースの活用法

温浴施設での遊休スペースを活用し、レンタルスペースとして提供することで新たなビジネスチャンスを生み出せます。撮影や会議、ヨガ教室など、多様な用途でスペースを貸し出すことで、付加価値を提供しつつ、誘客や売上向上に貢献できます。外部の予約プラットフォームを活用すれば、オペレーションの簡素化も図れ、人手や手間をかけずに新たな収益源を得ることが可能です。
温泉でリラックスしている高齢の女性のイラスト。

黙浴で失ったもの

コロナ禍以降、温浴施設での「黙浴」推奨により、お客様同士の会話や交流が減り、特に年配客や女性客の利用が減少しています。著者は、プレオープンした「常総市のお湯むすび」で久しぶりに年配の女性たちの会話を聞き、かつての温かな雰囲気を思い出しました。今こそ、温浴業界は年配客と女性客に目を向けるべき時であり、その取り組みを強化する必要があると提言しています。
温浴施設のバックヤードに並べられた塩素などの薬剤用コンテナ。

水環境と温浴ビジネス(6)

浴槽水の遊離残留塩素濃度の管理は、安全性、法令遵守、経済性、顧客満足度、技術情報など、多角的な視点から総合的に判断しなければならない難しい問題です。最近の法令変更により、残留塩素濃度の上限がなくなり、高めに設定する傾向がありますが、塩素臭や肌への影響を考えると、濃ければ良いわけではありません。お風呂屋さんとして、良い湯水を提供するために、最適な残留塩素濃度を決めるのは法令でも損得でもなく、最後は良心による判断が求められます。
温浴施設で使用される液体DPD試薬と、塩素濃度測定用のサンプルが入った試験管。

水環境と温浴ビジネス(5)

温浴施設において、水環境に関する情報が十分に知られていないため、最適な設備設計や運用が行われていない現状があります。豊富な温泉資源を最大限に活用するためには、浴場排水の分離や熱回収などの知識を持ち、行政との協議を経て適切な設備を導入することが重要です。そうしないと、余計なコストがかかり、環境への負荷も増大してしまいます。水環境に関心を持つ事業者が情報を集め、最適な施設計画と運用を目指すことが求められます。
サウナ横綱の入口に掲げられた大きな赤い暖簾と店舗外観。ちゃんこ鍋や十割蕎麦の幟が立つ。

やっぱり人

サウナ開業塾の3期生である元力士・大翔龍の竹内さんが、11月23日に川越市に「サウナ横綱」をオープンします。竹内さんのサウナへの熱い想いとストーリーが詰まったこの施設は、相撲をテーマにした独自性の高いサウナです。ハード面の工夫だけでなく、人の想いが施設の差別化要素となり、中・小規模施設が成功する鍵であることを感じました。
「お湯むすび」から見える広い空と芝生のスペース

ハラダ現場レポ、新規オープン施設から(2)

新規オープンする『常総ONSEN&SAUNA お湯むすび』の公式Xアカウント運用について、開業前にも関わらずフォロワー数が3,700人を達成し、好調な結果を報告しています。成功の要因として、スタッフが投稿のインプレッション数に高い意識を持ち、ターゲットが求める情報を最適なタイミングで魅力的な画像とともに継続的に発信していることを挙げています。また、インプレッション数の重要性と適切な運用方法について解説し、SNS運用に悩む施設へのアドバイスを提供しています。
オフィスで働く人々とドーナツの並ぶ網の上の光景

成果に差がつくのは実行段階

近年、あらゆる産業で「高付加価値化」がキーワードとなっています。ミスタードーナツは席のレイアウト変更やコンセント設置などでコワーキングユーザーを取り込み、業績をV字回復させています。この事例は温浴施設でも参考にでき、WiFi設置などの高付加価値化の取り組みを、お客様が価値を感じる形で実行することが重要です。告知や使いやすさなど、実行段階での工夫が成果に差をつけます。
舗装道路に設置された2つの排水溝の金属製格子蓋

水環境と温浴ビジネス(4)

温浴施設の水環境とビジネスについて、「下水のみなし請求」に焦点を当てて解説します。一般的に、下水道料金は上水道の使用量に基づいて請求されますが、実際の排水量と使用水量は一致しない場合があります。排水側に流量計を設置すれば、下水道料金を削減できる可能性がありますが、不正行為の懸念や設置費用の問題から、普及していない現状があります。施設運営者は、下水道料金の仕組みを理解し、適切な対策を講じることが重要です。
なにわ健康ランドの外観とその看板

「日常サービス」の強化

大阪で開催されたフリースタイルアウフグースの大会「The Battle of Gladiators Japan」を観戦し、サウナサービスの新たな可能性を感じました。翌日、大阪府の「なにわ健康ランド湯〜トピア」を訪れ、日常的なアウフグースを体験。録音による瞑想ガイダンスとスタッフのハイブリッドなサービスが印象的で、トークが苦手なスタッフでも実践しやすい方法として参考になりました。地域性を感じる体験も含め、新たな発見がありました。

新・サウナ開業塾 お問合(zoom面談)