株式会社アクトパス|温浴施設・温泉・サウナ事業の専門コンサルティング・プロデュース

温浴施設・温泉・サウナビジネスをトータルサポートするコンサルティング会社。アクトパスは温浴の普及と発展が社会の幸福につながると信じて、これからも温浴ビジネスの発展に尽くしてまいります。

「メルマガ」の記事一覧

水風呂の表面に立ち上る無数の気泡の様子。

あらためて「汗流しカット」

水風呂は一番汚れやすく、汗をかいたまま入ると塩素と汗の汚れが反応し、いわゆる“塩素臭”が強まります。『水風呂は塩素臭い』と感じる要因には、施設の管理だけでなく利用者のマナーも大きく関係しているのです。初心者サウナーが増えている今、改めて“水風呂に入る前は必ず汗を流す”ことを周知・啓蒙していく必要があるでしょう。
笑顔で資料を確認するカップルと営業スタッフの様子。

声掛け営業のコツ

リラクゼーションや物販ブースにおいて「足を止めてもらう声掛け」は、売上アップの効果的な手法です。狙いを定め、適切なタイミングで声を掛けることで、お客様と会話のきっかけが生まれます。声が届かなかったり遅すぎたりすれば立ち止まってもらえませんが、ジャブを打つようにくじけず継続すれば、成果を上げられます。スタッフが意識的に声掛けをすることで、リラクゼーションや物販の集客チャンスが格段に高まるのです。
AIを活用したGoogle口コミ返信機能を説明するシンプルなイラスト

Google口コミ返信のAI活用

Google口コミの返信作業にAIを活用する例が増えています。丁寧な返信姿勢を維持しながらも、AIが「感情調整器」として働き、感情的になりやすい否定的コメントへの対応を冷静かつ建設的に行えることが最大のメリット。また、ChatGPTの「GPTs」などを使い、施設情報や返信フォーマットを事前登録しておけば、文章作成の手間を大幅に削減することも可能です。ただし最終的には、人が確認して温かみのある表現に調整することが重要。AIは日進月歩で進化しているため、今後さらに効率的かつ心の伝わる口コミ返信を実現する可能性があります。
ポンペイ風デザインの温泉浴槽

温浴技術の進歩(2)

約2000年前の古代都市ポンペイで見つかった大規模浴場遺跡が、現代の温浴施設とそっくりだと報じられました。浴槽の形状や深さ、吐水口など「人が快適に入浴するための形」は古代から現代まで変わらないとも言えます。しかし、一部の富裕層しか楽しめなかった贅沢な温浴を日常化・大衆化する方向へ、温浴は歴史をかけて進化し続けてきました。さらに上質で個別の好みや体調に合わせた入浴体験を、より多くの人が享受できるようになることが、今後の温浴業界の大きなテーマといえそうです。
川本製作所のうず巻ポンプ(型番:GF-8066-C5-5)の製品ラベルと外観

温浴技術の進歩

濾過ポンプのインバーター制御など、温浴施設における設備運用の最適化は思いのほか難易度が高いテーマです。小規模ポンプでは後付けインバーターのコスト効果が見合わず、保健所や設備会社からも詳しい運用指導を受けられないケースが多いのが現状。技術が進歩しているサウナ周りに比べ、浴槽の湯管理や濾過循環の分野では十分に最適化が進んでいないと言えます。設備設計・施工段階での正しい選定や運用ノウハウを持つ人材・企業が増え、技術革新のスピードが全体に広がっていくことが今後の課題です。

ハラダ現場レポ、新規オープン施設から(8)

茨城県の温浴施設「お湯むすび」での現場経験から、スタッフが持つ「好き」や「得意分野」が業務の質を高める大きな力になることを実感しました。写真が得意なスタッフがSNS用の写真撮影を担当したり、書道やアパレルの経験があるメンバーが館内のPOPや物販コーナーを工夫するなど、“趣味”が仕事に直結。企業や施設が「好き」を認め合い、それを活かす環境づくりを行えば、スタッフのモチベーション向上やサービスの幅を広げる新たな可能性が生まれると感じています。
夕日と黒いバイクが映えるツーリング風景 - 美しい夕焼けとライダーの旅の象徴

ボトルネック解消

温浴施設において、駐車場不足は集客拡大のボトルネックになりがちです。必要な駐車台数を確保するのが理想ですが、第2駐車場の確保や線引きの見直し、立体駐車場、シャトルバスやシェアサイクルなどの導入、さらには満車タイミングをずらす販促など、抜本的なものから対症療法的なものまで解決策は多岐にわたります。駐車場不足は赤字を招くリスクもあるため、諦めずに可能性を探り、最適な組み合わせでボトルネックを解消することが重要です。
集客力アップをテーマに、螺旋状の図形を中心に新規集客、リピート促進、WEB販促、店頭販促が四方向に展開され、それぞれの具体的な施策が記載されています。

口コミ評価と集客力

Googleクチコミ評価の高さを維持し集客につなげるためには、「スタッフの対応」と「サービス」というソフト面を強化することが重要です。実際、ナステビュウ湯の山(新潟)やオスパー(旭川)といった高評価施設は、日々の販促企画やこまめな情報発信を続け、利用者に“中の人”の存在を感じてもらうことで安心感や信頼感を高めています。こうして自然に生まれたポジティブなクチコミこそが集客力の源であり、テクニックだけに頼った評価操作では本質的な成果にはつながりません。
五塔熱子さんがハーブを手に持ち、特別企画「ハーバルアウフグース2025」の告知が表示されたデジタルサイネージ

リピートされる熱波師とは(2)

サウナ内サービスを行う熱波師・アウフギーサーがリピートされるためには、技術力だけでなく「施設に対する配慮」が欠かせません。たとえば、ハーバルアウフグースを行った後の片付けを徹底する、サウナ室に何の痕跡も残さないなど、次に利用する方や他のサービス提供者への思いやりを持つことで、施設スタッフからも好印象を得られます。サウナ室はお客様と施設双方の舞台であり、その場を大切に扱える熱波師こそ、施設側が何度でも呼びたくなる「リピートされる熱波師」といえるでしょう。
夜の景色を背景にしたお湯むすびの静かな夜の風景

ハラダ現場レポ、新規オープン施設から(7)

新規オープン施設「お湯むすび」での現場経験から、スタッフ入浴の重要性を再認識しました。清掃スタッフやフロントスタッフが実際に入浴することで、普段の巡回や清掃では気づけない床板のズレなどを発見し、利用者目線のサービス向上に活かせます。特に、休館日を利用してスタッフ向けの入浴イベントを行うなど「体験型」の研修は、座学を上回る効果があり、施設の価値やこだわりをスタッフ全員が共有できる絶好の機会と言えます。

新・サウナ開業塾 お問合(zoom面談)