厨房でキャベツを切るスタッフの手元を、緑のエプロン姿の同僚2人が見守っている。

Nintendo Switchに「オーバークック」というゲームソフトがあります。先日、たまたまプレイする機会がありました。

内容は、飲食店のアルバイトを体験するようなゲームです。指定時間内にオーダーされたメニューを調理して提供するため、キッチン内をひたすら行ったり来たりします。最大4人まで協力プレイができるのですが、この協力プレイがかなり興味深いのです。

誰が食材を切り、誰が調理し、誰が料理を運ぶのか。役割を決めても、注文が重なれば予定どおりには進みません。お互いの状況を見ながら声を掛け合い、必要に応じて助け合わなければ、あっという間に厨房が混乱します。

ゲームはゲームです。しかし、プレイしている側に流れる空気は実際の職場のような質感と重さで、時々息苦しくなりました。人によっては喧嘩になるという話を友人からよく聞いていましたが、確かにそれが起きかねないゲームだと思いました。

実はこのオーバークック、開発者自身に厨房で働いていた経験があり、時間に追われると大声が飛び交う現場を知っていたそうです。その経験から、1人の上手い人が全体を引っ張れる設計にはせず、全員が等しく成否に責任を持つようにしたとのこと。あの空気のリアルさには、そうした背景が色濃く影響しているのだと思います。

実際の店舗でも、忙しい時間帯にはスタッフ同士の衝突が起きることがあります。その原因は様々ですが、私が現場で見てきた中で気になるのは…


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