最近、ある温浴施設向け設備メーカーのホームページ制作に関しご相談を受ける機会がありました。この準備として、温浴業界向けに商材やサービスを展開する企業のサイトを数多く見て回ったのですが、そこで一つ気付いたことがあります。
製品の性能や技術へのこだわりは丁寧に書かれている一方で、「温浴施設に導入すると何が変わるのか」を具体的に示しているサイトが、驚くほど少なかったのです。
その背景には、温浴だけを専門としない企業が多いこともあるようです。ホテルや病院など様々な業種に向けた製品を、ほぼ同じ説明のまま温浴施設向けとして紹介しているケースが目立ちます。
しかし、施設側が知りたいのは、高温多湿の浴室でも問題なく使えるのか、設置面積はどうなのか、耐久性や交換時期の目安はどうか、スタッフでもメンテナンスできるのか、といった現場の事情に即した答えです。そこが書かれていなければ、自店に導入した姿をイメージすることはできません。
情報は「ある」のに、受け手の目的に向けて語られていない。これでは、どれだけ性能が優れていても選ぶ理由にはなりにくいのです。
皆様も設備やシステムの入れ替えを検討する際、同じようなもどかしさを感じたことがあるのではないでしょうか。そして実は、同じことが温浴施設のホームページでも起きているかもしれません。
このメルマガでは再三、サウナや水風呂、休憩エリアなどの設備やサービスについて、実利的な情報を具体的に掲載すべきとお伝えしてきました。
ただ、スペックを並べるだけでは、施設側からの説明で終わってしまいます。
お客様は「子どもと一日過ごせるか」「仕事帰りに短時間でととのえるか」「サウナ初心者でも楽しめるか」といった、自分の目的を起点に施設を探しているからです。
大切なのは、設備やサービス紹介そのものを…
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