ラーメン繁盛店からの学び

「アクトパスクラブ」会員の皆様、

今日は 2023年9月26日です。

　先日、第2231号「ラーメン二郎の戦略を考える」を執筆しました。せっかくラーメンを年間360食以上食べているので、それを活かし、改めて温浴施設にも通ずるラーメン繁盛店の特徴について考えてみたいと思います。

1.絞られたメニュー

ラーメン繁盛店の多くは、メニュー数が絞られているように感じています。メニュー数が多い場合も、強みとなるベースのスープは共通で、そこからサブ味付けを変化させているケースが多い印象です。そんなラーメン屋さんに出会うと、

「中途半端にメニュー幅を広げるのではなく、一番自信のある味で勝負したい」

という想いをヒシヒシと感じて嬉しくなってしまうのですが、強みのあるメニューに絞り、尖らせていく手法は、まさに長所伸展的な発想だと思います。

温浴施設で言えば、質の良い水源を持つ施設が、滅菌方法・水深・水温などに徹底して拘った水風呂を作るのと同じことだと思います。

2.待ち時間は10分以内

待ち時間にも特徴があります。味に凝っているので遅い、のではなく、むしろその逆で、注文から10分以内で提供するケースがほとんどです。

昼間や夜のとんでもない忙しさに慣れているせいか、動き方が完全に最適化されており、15-16時の混雑していない時間帯も変わらずに、素早い提供が継続されています。

神奈川の大人気スーパー銭湯「満天の湯」さんで研修をした際、やはり…

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