株式会社アクトパス|温浴施設・温泉・サウナ事業の専門コンサルティング・プロデュース

温浴施設・温泉・サウナビジネスをトータルサポートするコンサルティング会社。アクトパスは温浴の普及と発展が社会の幸福につながると信じて、これからも温浴ビジネスの発展に尽くしてまいります。

「メルマガ」の記事一覧

五塔熱子さんがハーブを手に持ち、特別企画「ハーバルアウフグース2025」の告知が表示されたデジタルサイネージ

リピートされる熱波師とは(2)

サウナ内サービスを行う熱波師・アウフギーサーがリピートされるためには、技術力だけでなく「施設に対する配慮」が欠かせません。たとえば、ハーバルアウフグースを行った後の片付けを徹底する、サウナ室に何の痕跡も残さないなど、次に利用する方や他のサービス提供者への思いやりを持つことで、施設スタッフからも好印象を得られます。サウナ室はお客様と施設双方の舞台であり、その場を大切に扱える熱波師こそ、施設側が何度でも呼びたくなる「リピートされる熱波師」といえるでしょう。
夜の景色を背景にしたお湯むすびの静かな夜の風景

ハラダ現場レポ、新規オープン施設から(7)

新規オープン施設「お湯むすび」での現場経験から、スタッフ入浴の重要性を再認識しました。清掃スタッフやフロントスタッフが実際に入浴することで、普段の巡回や清掃では気づけない床板のズレなどを発見し、利用者目線のサービス向上に活かせます。特に、休館日を利用してスタッフ向けの入浴イベントを行うなど「体験型」の研修は、座学を上回る効果があり、施設の価値やこだわりをスタッフ全員が共有できる絶好の機会と言えます。
初日の出とともに輝く2025年の富士山と初詣の人々

温浴ビジネス年頭所感2025(3)

2025年の温浴ビジネスを展望する上で、「付帯部門の伸張」「お湯とサウナの技術進化」に続き、大きな鍵となるのは「人」です。どれだけ市場に追い風が吹き、ハードやソフトが進歩しようとも、実際に改善を実行して成果を生み出すのは現場の人材。独創性や柔軟な決断力、スピードを発揮できる企業体質を育てることが、温浴施設の成長や再生に不可欠です。マーケットはまだ伸びしろがありますが、「人」で差がつく時代が来ているという危機感を共有し、共に成長を実感できる年にしたいものです。
和食の基本「だし」 – 昆布、鰹節、煮干し、椎茸とだしの取れる瞬間

やっぱり挨拶

スタッフの教育で悩ましい「挨拶」問題。挨拶は働くうえでの基本だけでなく、社会人としても身に付けておくべき大切な習慣です。ある高級ホテル出身のマネージャーが、気難しい料理長にも「目を見て笑顔で挨拶」を欠かさなかったことで、予想外の好印象を得たというエピソードが示すように、わずかな2~3秒の挨拶が相手の評価を大きく変えます。仲間同士ももちろんですが、お客様への印象を良くするためにも、改めて「目を見て」「笑顔で」挨拶する習慣を大切にしたいものです。
海岸で初日の出を迎える人々 – 江ノ島と黄金の朝陽

温浴ビジネス年頭所感2025(2)

2025年の温浴ビジネスを展望すると、まず付帯部門の回復と進化が期待されます。コロナ禍で落ち込んだ飲食やボディケアへの利用が再習慣化し、かつ付帯部門が儲からない温浴部門を支える“主従逆転”の動きが進むでしょう。またサウナ強化に続き、湯関連の設備も最新技術を取り入れ「お湯の復権」へと向かい、精算システムも自動化・マルチ決済に対応する選択肢が広がっています。全体として、「ハード面の進化+ソフト面の差別化」で温浴ビジネスのさらなる活性化が見込まれる年となりそうです。
海岸から望む初日の出 – 江ノ島の美しい朝景

温浴ビジネス年頭所感2025

2024年の温浴業界は、廃業より新規開業が上回る16年ぶりの年となり、特にローコストなサウナ業態の台頭が顕著でした。2025年以降も小規模サウナ施設を中心に新規出店が続き、既存施設もコロナ禍からの回復やサウナ市場の拡大を背景に業績が伸びると考えられます。特に本気でサウナ強化に取り組んでいる施設は、売上2桁成長も見込まれ、温浴業界のマーケットは引き続き活性化していく見通しです。
海越しに望む富士山の絶景

温浴業界の2024年を振り返る(4)

2024年の温浴業界の動きを振り返ると、サウナブームの継続や防災への意識向上、施設数・新規参入の増加、そしてDX化・人材面での変化が顕著でした。特にサウナ強化やローコスト対策などの2極化が進む一方で、AI活用を含むIT化やクラウド化が急速に進展。優秀な若い人材の参入も増え、市場規模だけでなく「人」の面でも業界の可能性が広がっています。2025年以降も、温浴業界のさらなる進化が期待されるところです。

温浴業界の2024年を振り返る(3)

2024年は小規模サウナ施設の活躍が目立った年でした。限られたスペースと人員であっても、飲食サービスや独自のノウハウをうまく活かし、大きな可能性を示しています。サウナヘヴン草加さんのセルフ調理型メニューや山賊サウナさんの飲食店ノウハウを活かしたサービスなど、ハード面だけでなくソフト面での差別化が重要性を増し、飲食や医療、格闘技など異分野出身の事業者の参入により、新しい価値が生まれつつあります。今後も小規模サウナ施設の参入が増え、独自性を打ち出した新たな動きがさらに加速していくでしょう。
熱波甲子園授賞式の様子

温浴業界の2024年を振り返る(2)

2024年はサウナ内サービスが急速に進化し、熱波・アウフグース・ウィスキングなど多彩なメニューが登場しました。すぐに売上アップに直結するわけではありませんが、新たな価値提供や他店との差別化につながる可能性を感じます。理想を言えば、熱波やアウフギーサーは施設でしっかり働きながら毎日サービスを提供できる体制を築くことが望ましく、ゲスト熱波師を呼ぶ際も、サービス側と施設側が互いに敬意を払いつつ技術を磨き合う関係が理想的です。2024年に盛り上がったサウナ内サービスの火を絶やさず、施設もサービス提供者も共に成長してほしいと願っています。
北海道旭川のスパ&サウナ施設「オスパー」の公式ホームページ

温浴業界の2024年を振り返る(1)

2024年は「WEB集客元年」と呼べる転機の年でした。旭川の「SPA&SAUNAオスパー」さんの例では、SNS(X)の徹底運用、SEO対策を施したホームページの構築、Googleビジネスプロフィール(MEO)の整備、そして店頭販促との連動が見事に相乗効果を生み出し、「サウナ 旭川」での検索上位表示・集客アップにつながりました。これはポスティングや新聞広告といったアナログ販促だけでは得られなかった効果であり、今後温浴業界全体が取り組むべきWEB集客のモデルケースといえます。

新・サウナ開業塾 お問合(zoom面談)