株式会社アクトパス|温浴施設・温泉・サウナ事業の専門コンサルティング・プロデュース

温浴施設・温泉・サウナビジネスをトータルサポートするコンサルティング会社。アクトパスは温浴の普及と発展が社会の幸福につながると信じて、これからも温浴ビジネスの発展に尽くしてまいります。

「メルマガ」の記事一覧

訪日外国人客数推移グラフ(2015-2024年)

いつ踏み切るのか

インバウンド市場が急伸し、温浴施設にも外国人の入浴ニーズが高まっています。長年課題だったタトゥーやマナー問題、館内表示・スタッフ対応なども、時代とIT技術の進歩により解決の道が開けてきました。観光庁の調査では、訪日外国人の「今回したこと」よりも「次回したいこと」で温泉入浴の比率が大きく増えており、温浴業界としては期待に応える準備と、取り組みを「いつ踏み切るのか」が問われています。
階段状の矢印と「NEXT STAGE」の文字が描かれたシンプルなデザイン

ステージを上げる

一度注目を集めただけでは本当の「ステージ」が上がったとはいえず、その時に現場の受け入れ態勢を強化し、さらに新しいチャレンジを続けてこそファンや顧客をつなぎとめ、次のステージへと進めるのだと実感しました。昔のヒット曲や昔ながらのやり方に頼り続けるのではなく、常に新しい試みや価値を提供し続けることが、淘汰されずに「ステージを上げる」ための鍵だと感じています。
ハイボールの宣伝看板やジムビームのボトル、居酒屋での記念写真、ハイボールのジョッキのコラージュ

タイミングとご縁(2)

古民家立ち呑み居酒屋や「100日後に死ぬワニ」の例から分かるように、人は「今しか味わえない」「先が見えている」と感じると、行動を変えるものです。温浴施設経営でも、将来のビジョンを共有することで経営判断や行動が変わるケースは多いのですが、そのタイミングや現実感をうまく伝えられるかどうかは「縁」や「運」による部分も大きいと感じています。
温泉の浴槽の縁に置かれた木製の湯桶

タイミングとご縁

長年のコンサルタント経験から、どんなに再生可能性があった事業でも、その成功はタイミングや縁に左右されると実感した話です。過去に携わった温浴施設再生案件では、改善の可能性がありながら、当時の知識や状況ではスムーズに再生できず、結局オーナーが事業を手放す結果になりました。今の知識で当時に戻れたなら成功させられたかもと思いつつ、実際には完璧な再生法など存在せず、成功にはタイミングと運、人との縁が大きく影響することを改めて考えさせられるエピソードです。
スマートフォンとPCでデジタルメモを確認する手元の画像

オンラインのメモ管理術

オンラインミーティングや情報量の増加に伴い、メモの取り方を見直すことが求められています。無料で使える「Google Keep」をはじめとするクラウドメモアプリを活用すれば、検索・分類・同期が簡単で、画像やURLの管理も容易になります。記憶力が衰えがちな中年以降の方でも、かさばらず過去の情報を蓄積しやすくなり、効率的な情報管理が可能になります。IT技術の進歩に追随し、自身の業務効率を維持・向上するためにも、まずはメモの方法を見直してみてはいかがでしょうか。
キャッシュレスのスマートフォンと日本円の一万円札が並ぶ画像

〇〇キャンセル界隈

「現金キャンセル界隈」と呼ばれる、現金払いしかできない店舗やサービスを避ける動きが広がっています。Z世代の3人に1人が現金支払いのみなら利用をやめると回答しており、今後もこの傾向は拡大するでしょう。温浴施設においても、物販や飲食の付帯売上を伸ばすためにはキャッシュレス対応が不可欠です。手数料コストはかかるものの、多様な決済手段を用意しておけば、お客様の利便性向上と売上アップにつながります。時代の変化に合わせ、先手を打った対応を検討すべきです。
日帰り温浴施設とサウナビジネスの現状および成功戦略をテーマとした講演資料

セオリーを踏まえて、セオリーを打ち破る

温浴業界の成功ルールである「セオリー」を学びながらも、そこに留まらず新たな価値を生み出す時代が到来しています。アクトパスのオーソドックスな理論と、TTNEが打ち出す斬新なサウナ提案の両方を知ることで、新たな可能性が拓かれるかもしれません。サウナブームなどの追い風がある一方で、人口減少や運営コスト増など課題は山積。過去の成功モデルをただ焼き直すのではなく、セオリーを活かしつつ超える発想が、温浴ビジネスの未来に求められています。
サウナでリラックスする男女が目を閉じて安らぎを感じている様子

サウナ施設のハウスルール

「お風呂のプロ」である日本人に対し、「サウナのプロ」ではないという指摘から、サウナの心地よい入り方を理解することが課題として浮き彫りになりました。サウナ室だけでなく、水風呂や外気浴、飲食の楽しみ方など、サウナのトータルな体験をお客様に伝えるためには、スタッフが知識とマナーをしっかり身につけることが不可欠です。スタッフ用のハウスルールにガイドブック的な要素を盛り込み、施設のこだわりや方向性を明示することで、サービス提供側がまず「サウナのプロ」になる。その結果、お客様も自然とサウナリテラシーを高め、より心地よい施設体験を楽しめるようになるでしょう。
SNSでの「いいね」や「ハート」のアイコンが浮かぶスマートフォンの画面

存在感を発揮するには?

実は素晴らしい温浴施設なのに、SNSでの存在感が薄く、利用者に認知されていないケースがあります。LINEやX(旧Twitter)など、ユーザー数が多く拡散力があるプラットフォームを活用し、積極的な投稿やエゴサーチ、引用リポストで知名度を高めることが重要です。人気施設のSNS運用を参考に、手間を惜しまず取り組めば、まだまだ伸びしろがあり、大きな集客効果を得られる可能性があります。
すき家のまぐろたたき丼は、深夜帰宅の独身サラリーマンを支える救世主的な一品

通称フリスビー丼

開発・調理工程を徹底的に簡略化することで驚異的な提供スピードと低価格を両立した、すき家の「まぐろたたき丼」。その円盤状のマグロ(通称「フリスビー丼」)は、一見食欲をそそらない形状ながら、混ぜて食べると中毒的な美味しさに加え、仕込みや保管効率の良さも魅力。こうしたシンプルで高速対応が必要な低単価高回転業態ならではの工夫は、温浴施設の小規模サウナメニュー開発にも応用可能なヒントを秘めています。

新・サウナ開業塾 お問合(zoom面談)