ラーメン二郎

「アクトパスクラブ」会員の皆様、

今日は 2023年9月15日です。

ラーメン二郎の戦略を考える

 「一杯のラーメンで8時間幸せ。一日の幸福はラーメン3杯にあり」

この座右の銘は私が作りました。どれほどラーメンが好きか皆様に伝わると幸いです。そんな私が今年に入るまで避けていたラーメンがあります。それが「ラーメン二郎」です。

ご存じの方も多いと思いますが、ラーメン二郎とは、

─東京都港区三田に本店を構えるラーメン店。関東地方を中心に展開。主力商品は豚骨ベースの醤油ラーメンで、その量は一般的なラーメンと比較して非常に多い。小サイズでも通常のラーメンの特盛り以上、大サイズでは通常のラーメンの大盛り2杯分に相当。熱心なファンは「ジロリアン」と呼ばれている。─

高校生の時に初めて訪れた際、間違って「ラーメン 大」を頼んでしまいトラウマに。そこから何となく避けていたのですが、今年1月にジロリアンであるサークルの後輩に連れられ、名店を巡るうちに、いつの間にかファンになってしまいました。今ではその二郎師匠と共に、月イチで二郎ミーティングという名目で、関東の注目店を中心に巡っています。

先日も二郎ミーティングを開催し、二郎の戦略について考察したのですが、温浴施設でも活かせるのではと思い始めました。

1.普通のラーメンとは一線を画し、独自のジャンルとして確立

(1)シンプルなメニューと圧倒的なコストパフォーマンス
基本メニューは「豚骨ベースの醤油ラーメン」のみ。また、先述した圧倒的なボリュームのラーメンを低価格で提供することで、他のラーメン店と明確に区別されている。

(2)独自のスタイル
「のれん分け制度」により、量と質のバランスを保ちながら、店舗ごとに特色がある。「盛りのいい」神保町店、「味が濃く刺激が強い」野猿街道店、「汁無し発祥の」横浜関内店など、二郎グループ内でも細かに差別化されていることが二郎巡りを促します。
特定の「ルール」や「マナー」が存在し、これが独自の文化を形成。例えば、ヤサイ・ニンニク・アブラ・カラメなどのコール方法や、店舗ごとに異なる並び方が面白い。

2.一貫したマーケティング戦略が大きな価値を作り出す

(1)プロモーション
巨大なラーメンのビジュアルが強烈なインパクトを与えるため、SNSや口コミでの拡散を重視。実際に師匠などのジロリアンは、TwitterやInstagramなどのSNSで、オープン情報をゲットしています。

(2)ターゲット
最初のターゲットは三田本店近くにある慶応大学の運動部だったため、安くて量の多いラーメンを提供。現在は若者や学生だけでなく、幅広いジロリアンを獲得しているものの、それでも若年層が中心のため、SNSでの拡散性が高い。

(3)出店地域
主に大学近くや繁華街に出店。これはターゲットとしている若者や学生が多く集まる場所を狙っていると考えられます。

仮に、これらの戦略を参考にした「二郎系温浴施設」を考えるとするならば…

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