レジオネラ症件数グラフ

「アクトパスクラブ」会員の皆様、

今日は 2023年2月27日です。

注目の業界ニュース

【イケア×マリメッコのサウナコラボ】
https://casabrutus.com/posts/349176
スウェーデンの家具販売店-イケアと、フィンランドのファッションブランド-マリメッコが初タッグでサウナコレクションを発表。
それぞれの従来のファンが当コレクションをきっかけにサウナにハマってしまう…なんてこともあるかもしれません。

レジオネラ菌感染症の動向

 先週、福岡県の老舗旅館で保健所の指導を軽視して適切な衛生管理を怠り、基準値の3,700倍のレジオネラ菌が検出されたという残念なニュースが駆け巡りました。

こうしたレジオネラ菌関連のニュースを見ることが久しくなかったので、最近の動向を確認してみました。(国立感染症研究所「感染症発生動向調査週報」各年第52週累計報告を集計)

・2000年以降、レジオネラ菌感染症の報告数は顕著な右肩上がり傾向が続いた。
・2020年から減少傾向(コロナ禍による外出控えの影響か)。
・感染者数に対する死亡者数(致死率)は減少傾向が見られる。
ということがグラフから読み取れます。

感染報告数の増加が続いたのは流行拡大といったことではなく、1999年にレジオネラ症が第4類感染症(マラリアや狂犬病などと同様に、人→人への感染がない)に分類されたことが直接の要因です。患者をレジオネラ症と診断した医師が7日以内に最寄りの保健所に届け出なければならなくなり、その後2002年に宮崎県で開業直後の公共温泉施設で集団感染事故が起きたことで医療機関の注意意識が高まったことと、また新たな検査手法と検査キットが開発され、発見される確率が上がったことなどによると思われます。

検査がなければかつては重い風邪や肺炎と診断されていたところが、区別されるようになったという点ではコロナ禍とも共通したところがあります

実際の感染者は1999年以前にもいたでしょうし…

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