「価格戦略」の記事一覧

昨日、弊社でも入社式と新年度経営方針会議を行う、と書きましたが、その会場として西荻窪のROOFTOP Saunaを選びました。 以前メルマガ第1729号「環境変化と新業態(2)」（2021年12月23日執筆）でROOFTOP Saunaの利用体験談をご報告させていただいたのですが、その時は温浴施設として見た時に、受付精算システム、下足ロッカー、鍵受け渡し、リネン受け渡し、サウナマット、そして浴槽まですべてを省いているその割り切りぶりにびっくりしたことを書きました。

診断結果を踏まえた私の提案は、『入館料を値上げしましょう』。 競合店との力関係を考えれば、客数を追い求めて結果を出すのは難しい。客数が減ってもしっかり利益を出せる構造にする必要がある、そのためには値上げしつつ、サービス強化で満足度と客単価向上を目指すしかないと進言しました。 しかし、社長の判断は…

九州サ旅に行っている妻が、ウェルビーさんの寝具がとても良かったと激ホメしていました。 最近の宿泊業界では、お客様に特に近い部分、触れる部分のグレードを高めるという考え方が浸透しています。 以前メルマガでご紹介したコンテナホテルR9は、シモンズのベッドでした。テンピュールの枕を提供するカプセルホテルもあります。 何から何まで高級にしていくと価格がどんどん上がってしまいますので、このようなメリハリをつけた考え方が合理的です。これを「表のハイコスト、裏のローコスト」と言います。

以前から「温浴ビジネスは装置産業ではない」「ハードからソフトの時代へ」「人は人によってしか癒されない」といったことをしつこく言い続けておりますが、今回は3つの側面から、もう人で勝負するしかない時代が来ているということを考えてみたいと思います。

前職の船井総研で覚えた様々なマーケティングルールには、業種に関わらず応用できるものが多々あり、温浴ビジネスにおいても様々な局面で駆使しています。 以前のメルマガ第729号「選択の心理」（2018年7月19日執筆）で、「アイテムパワー」という概念をご紹介しました。