斜度14度の外気浴

「アクトパスクラブ」会員の皆様、

今日は 2023年6月21日です。

ヨーロッパサウナ紀行(3) 休憩スタイルの多様性

 この度の欧州サウナ視察で、私が日本のサウナシーンと最も大きく異なると感じたのは、「休憩スタイルの多様性」です。日欧の違いを感じるとともに、これから日本でも模倣や、そして独自の方向へ変化していく可能性も高い分野であると感じました。

現在、日本のサウナ浴における休憩の役割を一言でまとめると、「脱力」といえます。サウナに注力している施設であれば、ほぼ必ず「ととのい椅子」があり、サウナと水風呂で極まった後にそこへ直行。多くの人が背もたれや壁に首を預け、目を瞑って静かに休憩しています。

例に漏れず、私自身もサウナに入るときは、この休憩スタイルです。もっとも、この気持ち良さが好きでサウナにハマりました。多くのサウナーの方に同感していただけることでしょう。

一方、今回の視察を通して、欧州のサウナーはサウナ室から出たあとに、様々な方法で休憩を楽しんでおり、施設はそのためのサービスや設備を提供していることに気が付きました。

例えば、各地から20棟以上もの古いスモークサウナを集めたSauna Villageには、休憩スペースに利用者が自由に薪をくべることができる焚き火台がありました。
https://goo.gl/maps/hXttarUQzoUfmSSS9

そこでは火を見つめながら友人や家族と「団欒」を楽しんでいる人、売店で購入した巨大ソーセージを焼き上げ「食事」を楽しんでいる人、「喫煙」をしている人など様々な休憩スタイルで溢れていました。

タンペレの最新モダンサウナKuumaでは、外にブランコが吊るされていて「風」を楽しむことができたり、エストニアにある22室のサウナを持つ大型スパ施設Elamus Spaでは、大型ベットで彼女と…

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