洗面台でドライヤーを拭く女性スタッフと、設置された化粧品や案内用のPOPが描かれています。

最近、ご支援先で同じ相談が続いています。

「美容家電メーカーから、新作ドライヤーをパウダールームに置かせてほしいと言われたのですが、どう判断すべきでしょうか」というものです。

ドライヤーに限らず、化粧水やシャンプー、入浴剤のサンプル設置の打診は、ここ数ヶ月で明らかに増えてきました。温浴施設に注目する周辺事業者が、じわじわと増えているのを感じます。

体験させて売る場として温浴施設が優れているという話は、代表の望月が第360号「温浴施設の業態開発アイデアシリーズ(1)」(2017年4月14日配信)で、私自身も第2820号「ショールームとしての可能性」(2025年10月2日配信)で触れてきました。

湯やサウナで全身がほぐれた直後は、肌に触れるものも、髪を乾かす風も、いつもより敏感に感じ取れる状態です。

しかもそれは、毎日繰り返す「お風呂と身支度」という日常の延長線上にある。

感度の高さと、日常への地続き感。この二つが重なる接点は、探してみてもそう多くありません。

今回はそこから一歩進めて、施設側が依頼をどう扱うかを考えてみたいと思います。

通常予算では手の届きにくい高価格帯のドライヤーや化粧品が、初期費用をかけずに脱衣所に並ぶ。

私自身、いつも通う施設にいいアメニティがサンプルで置かれていると、それだけで少し得した気分になり、ここぞとばかりに足を運ぶ頻度が上がってしまいます。

普段は数千円のドライヤーを使っているからこそ、サウナ上がりに数万円のモデルを試せる時間が、ちょっとしたご褒美になるわけです。

ここでお伝えしたいのは…

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