先日、あるラーメン屋の店先で足が止まりました。
入口の前に置かれたホワイトボードに、目を引くメッセージが書かれていたからです。
そこには、こんな言葉が並んでいました。
「初めての店って入りづらいですよね!」
「どうしようかなー? 入ろうかなー? と迷っている あ・な・た!!」
「今すぐ『若葉マーク』を持って店内にお入りください」
見ると、ホワイトボードの上には、ラミネート加工された若葉マークのカードが数枚、手に取りやすいように置かれています。
初めて来店してこのマークを持ってきた方には、トッピングを1品サービスするという取り組みでした。
初めての飲食店に入る心理的ハードルを、「若葉マーク」と「ちょっとしたご褒美」で見事に下げています。
しかし、この仕組みに感心したのは、単なる新規集客のアイデアとしてだけではありません。
これを温浴施設のフロント業務に置き換えてみると、現場が抱える隠れた課題を一気に解決できる、優れたオペレーションの仕組みに見えてきたからです。
温浴施設の受付は、入浴のみ、サウナ付き、岩盤浴セット、タオルレンタルの有無など、料金体系やコースが多岐にわたるため、他業態と比較すると複雑です。
初めてのお客様には、下足鍵の預かり方から館内のルール、各エリアの場所も含めて、丁寧に説明しなければなりません。
しかし、混雑時に一人ひとりにフルコースの説明をしていると、どうしても時間がかかり、後ろに長い待ち列が発生してしまいます。
さらに、現場スタッフが意外と気を使うのが…
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温浴施設にとって屋外のお花見は集客がバッティングしがちですが、屋内空間の快適性を活かして「お花見需要」そのものを自館へ引き寄せるアプローチは、春の集客対策として参考になります。







