サウナ施設で独自通貨

「アクトパスクラブ」会員の皆様、

今日は 2023年7月29日です。

ダイナミックプライシングと独自通貨(2)

 メルマガ第2186号では、目黒に新たにオープンした「SAUNA XX( https://www.sauna-xx.com/ )」における革新的な試み、「ダイナミックプライシング」について紹介しました。今回はもうひとつの注目ポイント、「独自通貨」について取り上げます。

SAUNA XXでは「ストーン」と呼ばれる独自通貨が採用されています。その決済プロセスは以下のようになります。

  1. 公式LINEから「サウナアカウント」と名付けられた独自開発の決済ページへ
  2. クレジットカードを含めた個人情報を入力して会員登録をする
  3. ストーン(1ストーン=1.1円)を購入してストック
  4. 入館時にサウナを選び、その時々の入館料がストックされたストーンから引き落とされる

日本で独自通貨の採用例を調べてみると、地域通貨が自治体によってよく採用されています。この通貨は特定の地域や店舗でのみ使用可能で、その結果、地域内での消費を促進し、地域経済を活性化させる効果があると言われています。

SAUNA XXのプレスリリースからは、目黒店を1号店と捉えていることが読み取れ、「日本初のサウナチェーンとして世界展開を目指し、XX(RELAX EXPERIENCE)を実現するインフラ構築を目指します。」という文言が続きます。

目黒店に関しては、機能を浴室に絞っていて決済場面は入館時のみなので、消費促進という観点からは恩恵を受け尽くしているとは言い難いですが、これはおそらく、将来的な展開を見越した計画的な導入なのでしょう。

「消費促進」以外に、独自通貨を採用するメリットを考えた時、いくつか思いつきました。

まず挙げられるのは…

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サウナブームの波に乗り、地域活性化を目指す動きが日本全国で広がっています。特に山梨県では、サウナや冷水用プールの購入費に最大20万円の補助を行うなど、地元のサウナ業界を支援。アウトドアサウナの普及・促進を目指し、安全マナーも啓発するなど、先進的な取り組みを見せています。このような動きが全国に波及していけば、さらなるマーケット拡大につながりそうです。

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