サウナ道場

道場の教え

 先月、渋谷センター街に「『ととのう』ための道場」が誕生しました。飲食経営を行う株式会社てっぺんさんが手掛けた「サウナ道場」です。
https://sauna-ikitai.com/saunas/78191

平日でも若者やインバウンド客で溢れかえる日本トップクラスの繁華街に突如現れたその施設は、サウナーが欲しい設備を限られたスペースの中にギュッと詰め込んだ素晴らしい施設でした。

まず、浴室を一見して驚いたのは、広さに対しての休憩椅子の数。

15坪ほどの内気浴スペースに、12脚のンフィニティチェアと4脚のガーデンチェアがズラリと整列していました。椅子がこれほどまでに所狭しと敷き詰められている内気浴スペースは初めて見ましたが、ギリギリ互いがぶつかり合わない絶妙な配置でした。

また、サウナ室内ではサウナーの正座である「あぐら座り」を推奨していて、ビート板は通常の2倍サイズものを設置していたり、座面もかなり広めにとっていました。そしてなんと床にも9人が座れるようになっています。これも見たことのない席配置でしたが、上段の7人と合わせて計16人があぐらをかいて大量の汗を垂れ流している姿は、まさに「道場」といった感じでした。

さらに、床の底上げ(ストーブは床より低い位置にあり)&天井高さが手前半分は約180cm、奥半分は約160cmと低く設計されていて、座る位置は常に温度が高い構造。さらにさらに15分に1回ジョウロロウリュ&団扇アウフグースが始まり、湿度も常に高いレベルが保たれていて、取りこぼしなくヘビーサウナーにはたまらないサウナ室環境といった感じでした。

汗を流すためのシャワーも、2本の立ちシャワーと2台のガッシングシャワー。水風呂も9.2℃のいわゆる「シングル水風呂」と、これまたヘビーサウナーへの徹底的な訴求をヒシヒシと感じました。

一方で、戻りつつあるインバウンド客を意識した工夫も散見できました…

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