10年はひと昔(1)

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10年はひと昔(1)

 先日お誘いをいただき、赤坂に新しくできたサウナメーカーHARVIAさんのショールーム内覧会にうかがいました。

HARVIA社というのは世界トップシェアのサウナメーカーですから、そんな大企業が本腰を入れて参入してくるとは、日本のサウナマーケットもずいぶん立派になったものだなぁと感慨深かったのですが、トップの笠間さんによるプレゼンテーションを聞いていて印象に残ったのは、「目指すは一家に一台サウナ室」という同社の戦略です。

日本の世帯数は約5000万世帯です。HARVIA社はサウナヒーターを年間20万台以上生産しているそうですが、5000万世帯への普及を狙うなら、極東の島国とはいえ大きなマーケットでしょう。

本当に一家に一台サウナが普及することなんてあるのでしょうか?

それは分かりませんが、あるかも知れません。

ユニットバス、給湯機、温水洗浄便座。かつて存在しなかった住設機器が今では当たり前のように各世帯にあるわけですから、サウナ室だってそうなったとしても不思議ではないでしょう。

もしそのような時代が到来したとしたら、その時の温浴業界はどんなことになっているのだろう?と想像してみました。

コンパクトなユニットバスが登場し、家庭浴室の普及率が95.5%となった結果、入浴は誰もが家ですることになり、身体を洗う場所としての銭湯の役割はほぼ失われました。

今残っている銭湯の役割は、洗体ではなく、大浴槽で足を伸ばしてゆったり入浴することであったり、複数の浴槽やサウナ、そして入浴後のリラックスタイムなど、心身の癒しや楽しみを提供する場へと移行しています。
銭湯は、身近で安価な存在でありながら、家庭のユニットバスでは得られないささやかな楽しみを提供するというところにその良さがあります。

そして銭湯ではない温浴施設は…

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