温泉施設のカラン(シャワー蛇口)とホース

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実録・温浴事業再生の現場から(4)

【水光熱費を下げる】

前回記事では、「圧縮法」について書きました。

圧縮法とは、元々小売店で商品構成はそのままに売り場面積を減らす(圧縮する)という手法で、コスト削減を主目的としたものではありません。

ガランと広くてスカスカの売場よりも、商品やサービスがギュッと詰まった売場の方が見ていて楽しく、利用もしやすく、関連購買にもつながりやすいという効果が得られます。

(ちなみに、圧縮して使わなくなった売場に新たな商品を付加するのが「圧縮付加法」です。)

使用する面積を減らすことで、結果的に作業動線がよくなって作業が効率化して人件費が抑えられたり、清掃やメンテナンスが必要な面積も減り、空調や照明のための電気代節約などのコスト削減効果が得られることもあります。つまり、売上アップとコストダウンの両面から収益性の改善につながる可能性があるのです。

しかし、浴室に対してはほとんどの場合圧縮法を使うことができません。浴室はいろいろな機能が組み合わさって全体でひとつの入浴体験を作り出していますし、防水や換気等の問題もありますので部分的に閉鎖するというのも現実的ではありません。

もし浴槽やサウナ室、洗い場などの一部を使用停止にしたら、いかにも経営不振で施設を健全に機能させることもできない感じが漂い、顧客の失望を買うことになるでしょう。

温浴施設の水光熱費は、その大半が浴室で消費されています。つまり、圧縮法によって施設の営業エリアを狭めても、浴室エリアに変更がなければ水光熱費はほとんど下げられないということです。

当該施設の水光熱費は…

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