個室サウナ

有料メルマガ「日刊アクトパスNEWS」会員の皆様

今日は 2022年2月10日です。

将来への備え

 昨夜はサウナ開業塾の開講日でした。lesson 1は「売上予測」という、たったひとつのテーマだけでしたが、90分の講座時間ではとても語り尽くせない重大テーマでもあります。

講座時間の最後のページで、商圏人口別に異なる戦略についてまとめたことを、あらためてこのメルマガに整理しておきたいと思います。

■商圏人口が希薄な地域

商圏人口が少ない地域では、近隣住民によるリピート利用だけでは充分な集客となりませんので、とにかく商圏拡大や複合事業などによってマーケット不足を補う戦略が必要となります。

また、できるだけ投資を抑制して、借入金の返済を含めた固定的支出をむやみに増やさないことが大切です。

■大都市圏やターミナル立地

逆に大都市圏やターミナル立地では巨大な商圏人口があり、マーケットは充分ですので、人口が多い少ないを考える必要はそれほどありません。

それよりも目まぐるしく移り変わるトレンドや競合施設に埋れることなく、いかに存在感を発揮し続けるかが重要となります。

このように、極端な立地条件では、やらなければならないことの方向性は、ある意味明確であると言えます。

■一般的な商圏人口では?

しかし、商圏人口として数万人から数十万人が見込めるような最も一般的な立地条件では、戦略の選択肢が多くなり、やるべきことがなかなか定まらず、中途半端になりがちなのではないかと思います。

かつて、健康ランドが成立するためには30万人の商圏人口が必要とされました。スーパー銭湯は10万人。そういった地域は数多くありますし、小規模サウナ施設が出店できそうな物件も無限にあることでしょう。

現在でも複数の既存温浴施設が存在しており、また将来的にも出店してくる可能性があります。そのような中で、サウナ施設がどう差別化し、生き残っていくのか。

講座では、「将来的な競合激化への備え」という言葉で表現したのですが、もう少し詳しく説明しますと、その意味は…

---------
この記事は会員限定公開となっており、全文は表示されておりません。

メールマガジン「日刊アクトパスNEWS」をご購読いただくと、毎日全文がメールで届きます。

メールマガジンご購読のご案内はコチラです。