工事中の水風呂

「アクトパスクラブ」会員の皆様、

今日は 2023年10月14日です。

スモールスタート

 サウナ開業塾の塾生さんから、資金調達についてご相談いただくことがよくあります。

その際にいつも申し上げるのは「資金調達は無理せず力相応で」ということです。

自分のサウナ愛とこだわりを凝縮した理想の施設を作りたい、という思いは山々だと思いますが、その思いだけで事業化しようとすると、必要な初期投資がどんどん膨らんでしまいがちです。

しかし、身の丈を越えた力不相応な投資は、決しておススメできないのです。

 昨日は、竣工が近いづいている温浴施設の現場に行って、開業準備室の会議をしました。

あらためて工事中の館内を一周したのですが、内装工事もかなり進んできて、だんだん新しい施設のイメージが分かるようになってきました。

この施設は新築ではなく、事業再生です。2021年に廃業したので、時期的にはコロナ閉店と言えますが、元々コロナ前から巨額赤字の施設でした。

赤字の理由は、諸々ありますが、ひと言で言うなら過剰投資です。2000坪近い延床面積は普通のスーパー銭湯の3軒から4軒に相当する規模ですので、地方都市のマーケットには見合わないですし、それを運営するのも大変なことだったでしょう。

以前メルマガ第1809号「小さく始めて大きく伸ばす」(2022年4月7日執筆)で、

──温浴施設経営において、最も恐れるべきリスクは「過剰投資」です。

物件規模や資金力にまかせて、マーケットボリュームや運営力に見合わない大きな施設を作ってしまい、どうやってもその施設を充分に稼働させることができなければ、事業継続を諦めるしかありません。初期投資やその後の追加投資もほとんど戻ってきません。

そうならないためには、少額投資で小規模スタートの方がいいのです。──

日刊アクトパスNEWS第1809号

と書きました。

日本中の温浴施設が手本としてきた日帰り温泉の草分け、箱根の天山湯治郷は、川べりの自然発生的な野天風呂ひとつから始まりました。その後増改築を重ねて今の素晴らしい姿になっています。
https://tenzan.jp/tenzan/

2021年の100事例セミナーで支配人の野田クラクションべべ―さんからご紹介いただいた長野県信濃町のThe Saunaは、DIYのサウナ小屋「ユクシ」から始まりました。初期投資額を聞いたところ…

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https://jma-hcj.com/lp/sauna_spa/exhibition/hokkaido.html

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2023年10月24日(火)・25日(水)マリンメッセ福岡にて、アクトパスもブース出展します。 セミナー講師はTTNEととのえ親方松尾大氏と湯らっくす西生社長!お見逃しなく!

https://jma-hcj.com/lp/sauna_spa/exhibition/kyusyu.html

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