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今日は 2022年5月13日です。
注目の業界ニュース
【温泉の廃湯熱でカカオ栽培、高級チョコで地域活性化目指す】
https://kahoku.news/articles/20220512khn000020.html
第一優先はエネルギーロスを減らすことですが、それでもはみ出してしまう余剰エネルギーの画期的な活用事例です
万歳湯の感慨
昨日は午前中都内で会議の後に時間が少しあったので、新人のハラダさんが田町にオープンした「PRADISE」のことを褒めていたのを思い出して行ってきました。
https://paradise-mita.com/
私が新卒当時の通勤駅だった田町の商店街。昔の面影が残る街並みに、懐かしい思い出が甦ります。
GoogleMapに導かれて辿り着いたPARADISE、そこはなんとかつて「あの銭湯」のあった場所でした。
あの銭湯というのは、東京都浴場組合理事長の高橋さんが経営されていた銭湯で、何年か前に廃業になったと聞いていました。
高橋さんとは、20年以上前に一度だけお会いした記憶があります。たしか私が温浴業界初の展示会をやろうとして、若気の至りで浴場組合さんにも協力を要請しに乗り込んで行って、あえなくお断りされたのです。
今考えると怖いもの知らずのバカ者でした。相手は伝統ある巨大全国組織なのですから、もう少し根回しを考えるべきところでした。
銭湯が居酒屋になり、そしてサウナになったという数奇な人生を辿っている、とハラダさんが書いていたのはこの銭湯のことだったのか!と気づくと、入る前から感慨に浸ってしまいました。
万歳湯には、仕事で徹夜が続いた時などに何度かお世話になりました。小さな浴槽が3つと洗い場だけの小さな銭湯でしたが、あの銭湯がどのようにリノベーションされたのか、俄然興味が湧いてきました。
暖簾をくぐり、銭湯時代からの再利用と思われる下足箱に靴を入れ、受付。LINE会員登録が前提という今ドキのスタイルです。
内装デザインは銭湯時代の大正ロマンを随所に残していて、かなりお洒落です。
浴室は男女浴室を隔てていた壁を取り払い、広く使えるようになっています。元男性側の3つの浴槽はすべて水風呂になっていました。
一番奥にサウナ室。サウナ室入口脇には壁の取り壊し跡が残されています。
ハラダさんが書いていた畳のサウナマットを持って中に入ると、全身をほどよく包み込む熱気と湿度。セルフロウリュもできる三段ベンチのサウナはかなりのクオリティです。
クオリティという面では、脱衣室、サウナ、水風呂、洗い場、休憩すべてのデザインや備品類にもしっかりとこだわりが注入され、満足度が高い。なんとも素晴らしい施設に生まれ変わっています。元の銭湯時代の姿を憶えているだけに、その変貌ぶりに感動しました。
洗体、洗髪とサウナ水風呂休憩を2セット。もう1セット行こうかな?とも思ったのですが、まだ仕事があるので、サクッと切り上げることにしました。
フロントにタオルセットを返却し、退館精算。精算は完全キャッシュレスとこれも今ドキです。
クレジットカードで精算したのですが、そのレシートを見て…
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