温泉vsサウナ Googleトレンド比較

「アクトパスクラブ」会員の皆様、

今日は 2023年12月21日です。

 さて、このところ連続して書いている「温泉vsサウナ」シリーズですが、vsと言っても両者の対立を煽ろうとか、どちらに勝って欲しいといった意図ではありません。

温泉とサウナ、どちらも「温浴の喜びをすべての人に」知ってもらうためには大切な要素ですし、きっかけがどちらであっても良いのです。

かつては、圧倒的に「温泉」が強く、天然温泉さえあれば温浴施設の集客は安泰、と思われていた時代がありました。コンサルタントは基本的に苦戦している企業の味方ですから、天然温泉がない施設でも温浴の喜びは提供できるんですよ、ということを伝えたくて、サウナを応援してきました。

ようやくサウナが市民権を得て、多くの人がサウナの良さを理解するようになった一方で、こんどは温泉の方が元気がなくなってきました。

現在活況を呈している温浴施設のほとんどは、サウナの魅力を強化して集客に成功した施設です。それはそれで良いことなのですが、本来は温泉の方がマーケットの裾野は広いので、温泉ファンの動きに元気がないと、温浴マーケット全体も活気が出てこないのです。

どうした温泉、頑張れ温泉!ということで、温泉とサウナの比較をしてみたりしながら、温浴マーケット全体がもっと元気になる方法を探っています。

シリーズ(1)では、コスト面でのサウナの優位性を指摘しました。設備投資、スペース効率、ランニングコストといった面では湯よりもサウナの方が圧倒的に有利であり、だからこそサウナに投資すべし、サウナを強化すべし、ということを言い続けてきたのです。

一方で集客面ではどうなのかというと、以前は温浴ファンのうちサウナファンの割合は多くなかったので、いくら素晴らしいサウナ環境を提供しても、それを支持していくれるユーザーが少ないというのが現実でした。

国内最高峰のサウナ環境を提供していたニュージャパンサウナなんば店が2019年に閉店してしまったのは象徴的な出来事でした。

「温泉」と「サウナ」というキーワードのパワーを比較すれば、20年前は「温泉」の方が30倍も強く、「サウナ」というワードはほとんど見向きもされなかったのです。

しかし、21世紀に入って…

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