「アクトパスクラブ」会員の皆様、
今日は 2023年8月10日です。
客を選ばない
サウナブームを通じて、これまでに来なかった客層が増えている施設は多いと思います。
販促を考える時、どういった客層に対して何をするのか、プランニングは必要ですが、昨今のサウナブームの広がりは、想定していなかった集客にもつながっているのではないでしょうか。
一方、集客に苦戦している施設は、エリアのマーケットがブームに追いついていないこともあるでしょうし、そもそものアプローチ先が間違っているのかもしれません。
ここで注意すべきは、施設が来てくれるだろうとイメージしている客層と、実際の狙い目がずれている可能性があるということです。
運営側のサービスにはコンセプトがあり、当然アプローチ先の想定はそれに基づくものですが、仮に苦戦しているなら、方向や角度を変えてチャレンジすることで結果がでるかもしれません。
TwitterよりInstagramかもしれないし、ローカル新聞広告より駅広告や街頭チラシ配布が響くこともあります。
何かに可能性を感じたら、それを「やってみる」しかありません。
特に予算がさほどかからないものについては、マンパワーの及ぶ範囲で全方位で取り組むべきなのです。
レコード会社に居た時、某女性3人組アイドルのデビューを担当したことがありました。
当時高校生だった彼女たちは、既に秋葉原では人気でしたが、一般的には全く認知されていない状態。
音楽とビジュアルのコンセプトは完全に出来上がっていてクオリティは十分。メジャーデビューのタイミングで秋葉原外へのアプローチを模索していました。
その時点でファンの99％が男性。売れたら幅広い層にアプローチできるコンテンツだとは思っていましたが、デビュー直後は男性客をより太くすることで売り上げを伸ばしていきました。
最初に何をやったかと言うと、全国的なＣＤショップの店頭ライブツアーです。
出来るだけ人の目に付くところでパフォーマンスをすることで、ファン以外にもアピールすることが目的でした。
この土臭いイベントを彼女たちは確実にこなしていました。ほれぼれするほどのコミュニケーション能力を駆使し、初見の客を次々と落としていく様子を見て、早々にブレイクするのでは、と期待を高めていましたが…
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