ライブでギターを演奏する人物とオーディオ機器や音楽プレーヤーのイラスト

先月、15年以上愛用していたBOSEのオーディオが動かなくなりました。
最近はスマホやPC経由で音楽を聴く機会が増えていましたが、家族から狭い部屋の一画を占めている何千枚のCDやレコードの存在意義を問われかねないので、急いでオーディオ機器を新調することに。

ところがいざ調べ始めると、流通している商品の少なさにビックリしました。

CDやラジオが聴けて、コンパクトで、音もそこそこ良くて、アナログプレーヤーがつなげて、Bluetooth付きでLAN端子もあって…そんな条件でネット検索すると、ヒットしたのは日本のオーディオメーカーのものが3~4つだけで、しかもどれも発売から3~5年以上経っているモデルばかり。 後は安いけど明らかに品質に問題がありそうな中国メーカーのものだけでした。

もちろんマニア向けの高級機は色々あるのですが、いわゆる中級モデルが少ないのです。
つまり、メーカーは元々主力だった量販型モデルから撤退しはじめているということです。

アップルが2022年にiPodの生産をやめたのと同じように、日本のメーカー各社は、音楽マーケットにおける「ハード(再生機)」の役割は終わった、と判断したと考えられます。

現在のマーケットはどうなっているのかと言うと、先日のメルマガ(第2800号「サウナ音楽の可能性 」)で書いた通り、国内のマーケット規模は2018年から毎年2%ずつ上昇中です。
その内訳において「CD」と反比例して大きく伸びているのは、配信やライブ、つまり「ソフト」の部分です。

アクトパスでは、温浴業界においても「ハードからソフトへ」と競争の勝負どころが移っていく、と創業以来発信し続けています。

例えば、マーケットの動きが活発なサウナについて考えてみましょう。

近年のサウナ室の設備の進化は目を見張るものがありますが…


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注目の業界ニュース

【サウナと幸福の意外な関係】
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/c4930331a00836ae54e3c58c957a537b69feb515
サウナは自己開示を促し信頼関係を深める場であると同時に、温冷交代浴によって自律神経を整え、ストレス耐性を高める効果も科学的に裏付けられています。フィンランドでは生活文化と結びつき、国民の高い幸福度を支える要素ともされています。
メンタルケアという役割が指摘されていますが、施設側が意識的にメンタル面にアプローチしている事例はまだ少なく、大きな伸びしろがありそうです。

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