food snow wood couple

有料メルマガ「日刊アクトパスNEWS」会員の皆様

今日は2022年4月12日です。

社内熱波師の育成

先日のサウナ開業塾で、熱波師育成について少しお話ししたのですが、この件を短い言葉でお伝えするのは難しかったので、この場を借りて補完しておきます。

まず、なぜ自社スタッフを熱波師に育成しなければならないか。

ロウリュをすることによる、サウナの満足度アップの効果は絶大です。

しかし、自店のお客さまをサウナファンにして、リピーターになってもらうためには、単発のイベントだけでは大きな効果は期待できません。

継続的に高頻度に開催し、その施設に行けば確実にロウリュを楽しめるという状態にするためには、外部から熱波師を招聘しているだけでは不可能ですので、社内に複数の熱波師を育成しなければならないのです。

熱波イベントは大変だから、最近流行りのセルフロウリュにすればいいんじゃない?と思うかもしれませんが、セルフの方がさらに難易度は高くなります。

加熱したサウナストーンに水をかける行為について、ほとんど知見を持たない素人にセルフロウリュをさせるのは大変危険なことなのです。

私が長年お勧めしてきても、セルフロウリュ化を躊躇する温浴施設が多かったのは、皆さんそれだけ難しいということが分かっているからです。

セルフロウリュ化するためには、
(1)大多数のお客さまがロウリュを何度も体験して、正しい水のかけ方のイメージを持っている。

(2)サウナ室の環境に合った桶の水の量、ラドルの容量や柄の長さが選定されている。

(3)サウナ室の大きさに合ったアロマの濃度に調整されている。

(4)ロウリュについての適切な注意書きが分かりやすく掲示されている。

…といった条件が必要で、特に(1)は長い間自社スタッフによるロウリュイベントを続けてきて初めてそのような状態になるのですから、自社スタッフにできないことをお客さまにさせるセルフロウリュなどあり得ません。

(1)~(4)をクリアしてセルフロウリュ化するまで、まずは自社スタッフを熱波師に育成するところからスタートするしかないのです。

ちなみに、個室や貸切サウナの場合は、スタッフは中に入っていけませんので、セルフにするしかないのですが、その分(2)~(4)については一層の配慮が必要になるということも忘れてはなりません。

さて、自社熱波師を育成する場合、その準備は採用段階から始まります…

---------
この記事は会員限定公開となっており、全文は表示されておりません。

メールマガジン「日刊アクトパスNEWS」をご購読いただくと、毎日全文がメールで届きます。

メールマガジンご購読のご案内はコチラです。

サウナ開業塾