よしが浦温泉ランプの宿

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今日は 2022年4月21日です。

注目の業界ニュース

【ツーリング中の立ち寄り大歓迎!】
ヘルメットもライダースーツも入るライダーに優しい温浴施設。支配人はバイクで世界2周したことがあるという本格ライダーだそうです。
https://www.dreamnews.jp/press/0000256907/

戦略次第

 「よしが浦温泉ランプの宿」という名前を聞いたことがある方もいらっしゃるかと思います。能登半島の先端部珠洲市にある、海沿いの一軒宿です。
https://www.lampnoyado.co.jp/

創業はなんと1579年(天正7年)の超老舗旅館で、オーナーの刀祢秀一氏とは私がまだ30代の頃に何度かお会いしたことがあります。

ものすごく個性的なパワーに溢れた方で、短い時間の会話であったにも関わらず刀祢氏の考え方には大きな影響を受け、今でも私にとっては師匠のひとりと言ってよい存在です。

ランプの宿は400年以上昔に「よしが浦鉱泉湯治場」として開湯しており、地域の住民が毒蛇治療や皮膚病の治療のために訪れていた場所だったそうです。

能登半島の先端ですから、三方は海。商圏は一方向にしか広がらず、近隣にはほとんど人が住んでいません。参考までに周辺地域の商圏人口を調べたところ、10分圏はわずか約2百人、30分圏まで行っても8千人という超過疎地です。

私が仕事で珠洲市に通っていた頃はまだ能登空港が開港していなかったため、羽田から小松空港に飛んでそこからレンタカーを3時間運転するか、金沢からバスを乗り継いで6時間かけないと辿り着けない場所でした。

近隣の商圏人口はほとんどなく、アクセス困難な僻地。それがランプの宿の経営環境なのです。

そこで14代目当主・刀祢秀一氏は、それまで刀祢家が代々受け継いできた経営戦略を根底から方向転換し…

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