プールの水

「アクトパスクラブ」会員の皆様、

今日は 2023年8月18日です。

ヒューマンエラーと損害賠償

 8月11日のニュースに「プール6杯分水流出 代金190万円 川崎・稲田小 校長、担当教諭に半額請求」という記事がありました。
https://mainichi.jp/articles/20230811/ddl/k14/040/131000c

この類のニュースは毎年のように見かけるのですが、何だかモヤモヤさせられます。

まず、「校長と担当教諭に損害賠償請求」という部分。

人間がやることに一定のミス・エラーはつきものです。その結果起きてしまった損害リスクは誰が負うべきなのでしょう。

故意や重大な過失があれば現場にも一定の責任を問えるケースもあるかも知れませんが、そもそも校長は何も知らなかったでしょうし、ブール設備を操作した担当教諭も設備管理の知識が充分だったとは思えません。

記事によれば、排水栓を閉め忘れたまま注水を開始し、警報が鳴ったのでブレーカーを落とした結果、注水停止スイッチが効かなくなってしまった、ということのようですが、この対応を見る限り、担当教諭はプール設備の運用について、正確な知識を持ち合わせていませんし、おそらく充分なレクチャーも受けていなかったのでしょう。

仕組みを分からずに操作手順だけを教わり、その手順をひとつ飛ばしてしまったことで警報が鳴ったのを慌てて応急処置的に止めた、という対応はいかにもありそうな話で、そこに故意や重大な過失責任を問えるような問題はないのでは、と感じます。

風呂の給湯をする際に栓を閉め忘れるというのは、結構よくある話で、我が家でも時折やらかします。しかし…

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