夕日と黒いバイクが映えるツーリング風景 - 美しい夕焼けとライダーの旅の象徴

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ボトルネック解消

 数年前に大型バイクを購入した時、ちょっと困ったのが駐輪する場所でした。

住んでいるマンションには駐車場と自転車・原付用の駐輪スペースはあるのですが、大型バイクを停められる場所がありません。近隣を探すと駅の近くには月極の大型バイク駐輪場があったのですが、自宅から徒歩10分くらいの距離で、利便性に難あり。かといってバイクのために近所で車1台分の月極駐車場を借りるのはコスパが悪い。

さてどうしたものかと思っていた時に、ふと向かいのアパートの敷地が不整形で、駐車場にちょうどバイクが停められるくらいの三角形の空きスペースがあることに気づきました。そこで大家さんに連絡してそのスペースを貸してくれるように交渉、月額3,000円で借りられることになったのです。大家さんにしてみれば、何も生産性のなかった土地がわずかでも賃料を生んでくれるようになったわけで、めでたくお互いWin-Winとなったのでした。

温浴施設経営においても、駐車スペースが課題になることがあります。

運営改善と販促を頑張って集客力が上がってきたら、今度は駐車場満車が頻発して機会損失を起こしているケース。隣接地を借りて駐車場にしていたらその契約をキャンセルされて突然駐車台数が激減してしまったケース。中には開業以来ずっと駐車場不足が業績の足を引っ張っているケース。過去にはそれで廃業に至ってしまった温浴施設も見たことがあります。

郊外立地などで主なアクセス手段が車である場合、必要な駐車台数を確保することは集客の必須条件です。いつも満車で入れないようなことが繰り返されれば、そのお客さまは懲りて来てくれなくなってしまうでしょう。

必要な駐車台数は、[施設の最大収容人数(ロッカー数)×車客比率÷1台あたり平均乗車人員]で算出します。

例えばロッカー数が男女100人ずつ合計200人分で、車客比率が8割、1台あたり平均1.6名乗車ならちょうど100台分の駐車場が必要ということです。車客比率や1台あたり乗車人員は個別の条件によって変わりますが、郊外立地なら、ざっくり『ロッカー数の半分くらいの駐車台数が必要』と覚えておいても良いでしょう。

温浴施設はキャパシティの制約があるビジネスです。これがバランスよく確保できていないと、いくら運営や販促を頑張ってお客さまを増やそうとしても、最初の駐車場がボトルネックになってしまうのです。しかし、現実にそのような問題が後を絶たないのは、最初の計画時に読みを誤ってしまう未熟なプランナーが多いのかも知れません。

もし駐車場不足という問題に直面したら、そのままでは経営的に困ったことになりますので、なんとかして解決しなければなりません。

もっとも単純な方法は近くの土地を借りて第2駐車場を確保することですが、思うように土地がすぐ借りられるとは限りません。他にはどんな方法があるのか、実際の事例を思い出しながら列挙してみたいと思います。

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