決算書

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今日は 2022年2月5日です。

単純が良い

 これまで数えきれないほど温浴施設の経営診断をしてきました。小規模から大規模まで、立地条件や業態も多種多様だったのですが、ひとつだけ共通して言えることがあります。

それは、「業績が厳しい企業ほど、診断に手間取る」ということです。

直近の決算書や損益計算書を見れば収支が赤字であることはすぐ分かりますが、どこに問題があるのか、どこが改善可能なのかを把握するためには、過去からの推移や構成比、客数で割って1客あたりの数値を出してみるなどして分解し、類似モデルと比較してみるといった分析作業が必要です。しかし、まずこの作業が困難なのです。

その理由はいろいろです。帳票類が多すぎて、並べて見なければならない数字がバラバラになっていること。さらに一致していなければならないはずの数字が帳票によって違っていたり、まったく性質の違う数字が合算されてしまっていたり。やたらと細かい分析をやっているかと思えば重要な指標が見過ごされていたり…。

大量の資料の中から、あちこちに散らばっている大事な数字を拾い集めて分析していくと、最終的には1枚の紙にまとまってしまいます。

どこに伸びしろがあるのか。結論は意外と単純なのです。

複雑で大量の資料を作っていた担当者も大変な手間だったろうと思います。しかしそのほとんどは徒労だったかも知れません。

役所や大企業でも呆れるほど事務作業が複雑化していることがあります。ちょっとした申請に何枚も用紙が必要で、同じようなことを何度も書かされたり、わずかな金額の取り引きでも業者登録からいろいろな証明まで膨大な手続きが必要だったり。どう考えても必要のなさそうなことに貴重な時間と労力を割くのはもったいないことです。

私もかつて、仕事に追われて不摂生な生活を送っていた頃、体重が115kgくらいまで増えてしまったことがありました。現在は80kg台で安定しており体調も良いのですが、100kg超えの頃は非常に不健康でした。ピーク時から現在に至るまで、様々なダイエット法を試しましたが、その結果私なりにたどり着いたのは、「体重を減らしたければ、食べなければ良い」ということでした。

当たり前のことですが、水とわずかな塩以外に何も摂取しなければ、体重はみるみる減って行きます。当初はそんなことをしたら栄養失調で倒れてしまうかも、とか、餓死してしまうのでは、と不安になりましたが、実際にやってみると意外と快適でした。

これまで最長2週間の断食をしたことがありますが、何も問題はありませんでした。

筋肉量を落とさずにとか、糖質や酵素がどうとか、いろいろな説がありますが、ややこしいことを言う前に一度断食して、すべてリセットしてしまった方が手っ取り早いと思います。そこから健康的な生活習慣を心掛けて行けば、適正体重が維持できるのではないでしょうか。

ダイエットのやり方は、人によって体質や体調がありますので、誰にとっても断食がベストとは申しませんが、私にとっては何ヶ月も食事を制限したりするよりも、最もシンプルで即効性のある解決策でした。

企業経営においては…

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