趣味の温浴施設巡りで、休日に人気施設を訪れると、入館待ちに遭遇することが少なくありません。
先日訪れたとある施設でも、20〜30分ほどの待ちが発生していました。時間制の施設で、一番短いプランは60分。チェックイン・アウトはQRコード読み取り式です。受付での待ち時間の案内は正確だろうと思い、待つことにしました。
幸い20分ほどで入館できたのですが、むしろ「もう少し待ってもよかった」と内心思っていました。普段は待つのが得意ではない私に、「全然待ってもいい」と思わせる仕組みがあったのです。
その施設には、温浴フロアとは別にWi-Fiやコンセント付きのコワーキングフロアがありました。フリードリンクや漫画も楽しめる空間です。仕事帰りに立ち寄る方や、ちょっとした作業をしたい方にも使いやすい造りになっています。
入館待ちの間も、呼び出しがあるまでそのエリアを自由に利用できる仕組みになっていました。つまり、待たされているという感覚が、そもそも生まれにくい設計なのです。
これはとても効果的な仕組みだと感じました。
多くの人にとって、待ち時間は退屈なものです。そのため、待ち時間が長くなった際には、お詫びとして割引券など、お得感のあるものを渡すことがあります。これは嫌なことを別の良いことでカバーする形であり、とても重要な対応です。
一方、今回の入館待ちの工夫は、嫌なこと自体を楽しいことに変えてしまうものでした。マイナスが起こり得る場所やシチュエーションをあらかじめ想定し、そこに楽しみを用意しておく。事後の埋め合わせよりも、体験そのものの質を高める方が、記憶に残る満足度につながりやすいのだと感じました。
では、具体的にどのような工夫が可能でしょうか。
待ち時間という切り口だけでも…
業界関連トピック
【宝塚ナチュールスパ、修繕して民間に貸し出しへ】
https://www.kobe-np.co.jp/news/hanshin/202607/0020602274.shtml
兵庫県宝塚市が、老朽化のため6月末で休館した市営温浴施設「ナチュールスパ宝塚」をリニューアルする方針を決定。部分的に修繕したうえで民間事業者に貸し出し、温浴施設として継続させる考えで、2027年度中の再オープンを目指します。
近年は年間延べ15万人前後が利用する一方、毎年数百万円程度の赤字が生じていたとのことです。






