JAPAN SAUNA FESTIVAL 2025の入場チケットを手に持つ様子

先週末、川崎で開催された『JAPAN SAUNA FESTIVAL 2025』に参加してきました。
https://peatix.com/event/4338293

会場にはスポンサー企業が提供するテントサウナが並び、AMBERやGarage sauna、MORZHといったブランドを実際に体験できました。

フードコートでは、『カレーだしっ!』と『ボンカレー』がコラボしたスペシャルメニューを販売。

さらに、ドリンクのサンプリングも実施され、興和の「SYNCRON KOWA」、チェリオの「CBDX」、伊良コーラの「イヨシコーラ」、池光エンタープライズの「kiyasume」といった商品が来場者に振る舞われていました。どれもサウナ前後に飲むことで特徴を直感的に理解できるように設計されており、実際のシーンに合った体験が印象的でした。

また、京急電鉄やケロリンといった企業まで「コンセプトサウナ」として参加し、それぞれが工夫を凝らして独自の世界観を表現していました。

実際に参加してみて、イベント全体が二日間限りの大きなショールームとして設計されていた、というのが私の印象です。

来場者は商品やサービスを試し、その価値を確かめ、気に入れば購入や拡散に繋がっていく。企業にとっても広告以上のリアルな顧客接点を得られる場になっていたことでしょう。

こうしたショールーム的な仕組みには、まさに「三方よし」と言える価値があります。

お客様にとっては、体験して納得してから買える安心感があること。写真や広告では伝わらない感覚を自分の体で確かめられるのは大きな魅力です。

企業にとっては、実際の利用シーンを通じてフィードバックが得られること。どんな場面で商品が使われ、どんな反応を生むのかを観察できるのは、開発や改善に直結するでしょう。

そして施設にとっては、利用価値を高めながら新しい収益源を確保できること。

体験した商品は強く記憶として残り、SNSや口コミを通じて広がっていきます。メーカーにとっては宣伝チャンスであり消費者の声をダイレクトに見るチャンス。施設にとっては協賛や商品提供によって集客や収益のチャンスが増える。三方それぞれに利益をもたらす仕組みです。

思い出したのが、私がよく行くカフェ…


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【銭湯再生の成功事例・荒川区「斉藤湯」】
https://president.jp/articles/-/102833
東京都内の銭湯数がピーク時の1割以下となる中、荒川区「斉藤湯」は2015年に4〜5億円を投じリニューアル。サウナを設けず、22〜44度の多彩な浴槽やナノバブル風呂、こだわりのドリンク提供などで来客数を120人から250人へ増加させました。女性限定イベントや地域・観光との連携も奏功し、常連比率は6〜7割に。
差別化と「体験価値の向上」が集客に直結する好例です。

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