「アクトパスクラブ」会員の皆様、
今日は 2023年3月4日です。
注目の業界ニュース
【九州・沖縄98施設で一斉開催!ジモサウナデー】
https://kyushusauna.com/posts/jimosaunadaykyushu
昨年福岡県で開催されたイベントが、『九州ジモサウナデー』としてパワーアップ、九州・沖縄全域で3月7日(火)〜13日(月)の期間開催されます。98施設が参加とのこと、温浴施設の地域イベントとしては過去最大規模ではないでしょうか。
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親孝行と温浴
「親孝行したいときに親はなし」とは良く言ったもので、その意味は文字通り、親孝行をしたいと思った時にはもう親が生きていないので、何もできないということです。
私自身もその言葉を聞いて分かってはいたつもりでしたが、実際にその通りになってしまいました。
すでに両親を失くして何年も経ちますが、何度悔いたことか分かりません。
高齢になって徐々に衰えていく両親を見たときに、どうして一緒に温泉やサウナに行って温浴習慣をつけてあげなかったかと悔やみました。定期的に温浴施設に通う習慣を身につけていれば、晩年までもっと元気でいられたかも知れません。
いよいよ弱ってきて、外出や旅行が困難になってきたときに、どうして高齢の親を安心して連れていけるような温浴施設がないのか、それが必要とされているということを提案をしてこなかったのか、自分の仕事を振り返って悔やみました。
両親を失った後に、自分が長らく温浴の仕事をしてきたというのに、一緒に温浴施設に行って楽しんだ思い出がほとんどないことに気づきました。たった一度だけ、旅行で蔵王の峩々温泉に行けたのが唯一の良い思い出でした。
悔んでばかりの人生です。
これから超高齢化社会がやってきます。
私と同じような後悔をする人がいないよう、高齢者が行ける温浴施設をもっと増やさなくてはならないと思っています。
高齢者が行きたい温浴施設とはどんなところなのか。
安心して利用できるようにするためにどんなハードとソフトが必要なのか。
入浴の介助が必要な人でも利用できるのか。
家族と一緒に楽しい旅の思い出が作れるのか。
高齢者が行ける温浴施設の研究は私自身もまだ浅く、しっかり対応できている施設はほとんどないと思います。
昨年11月、京都府京丹後市に「ぬかとゆげ」という古民家再生で酵素浴とフィンランド式サウナを融合した施設が誕生しました。
https://nuka-yuge.com/
地元のよしおかクリニックの院長吉岡先生がオーナーで、予防医療やリハビリテーションに対する並々ならぬ思いが込められています。
5つあるサウナ室のうちの1つJOKAINENはヘビーサウナーも唸る高品質仕様ながら、可動式ベンチで車椅子でも入れるバリアフリーサウナ。このような作りにすれば、自分ひとりではサウナに入れない高齢者も家族と一緒に楽しむことができるのです。
バリアフリーサウナは、普通のサウナと比べて…
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