銭湯のカラン

「アクトパスクラブ」会員の皆様、

今日は 2023年5月2日です。

10年後の温浴ビジネス(9)

 映画「湯道」をきっかけに未来の温浴ビジネスはどうなっていくのかを考えるこのシリーズも、今回が最終回となります。

湯道では家族経営の銭湯「まるきん温泉」を舞台に、父の後を継いだ弟の悟朗、継がなかった兄の史朗、アルバイトのいずみの3人が現場の運営を行っていましたが、今回は温浴ビジネスにおける人材の問題について考えてみます。

2020年からのコロナ禍による雇用調整、その後客足が回復してきても、スタッフ数が思うように確保できず、現場を回すだけで精一杯で、新しい手を打つ余力がない…。そのような状況の温浴施設を各地で見聞きしています。

映画でもアルバイトのいずみがまるきん温泉から居なくなっただけで、オペレーションや清掃が行き届かない状態になってしまう様子が描かれていました。

しかし、よく考えてみると温浴業界の人材確保難はコロナ禍に始まったことではなく、長年続く悩みでした。

キツイ仕事なのに、会社としては充分な給与水準を示せず、どちらかというと地域の最低賃金に近い。人材募集してもなかなか応募はなく、運営に最低限必要な人数さえ揃わない。ましてや若くて優秀な人材など望めない。将来のビジョンもなく、事業承継もうまくいかない。

これらの問題の元を辿れば、「温浴はあまり儲からないビジネス」ということに行き着きます。充分な事業性があれば、人にも施設にも投資することができ、将来の発展につながるのですが、重たい初期投資の借入返済がのしかかり、資金繰りに四苦八苦している状況では将来への投資はおぼつきません。

個人的には、そんな状況もこれから変わっていくと考えています。この「10年後の温浴ビジネス」シリーズで書いてきたことは…

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