意識するだけで業績アップ

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意識するだけで業績アップ

先日、ご支援先の会議で飲食部門の業績について話し合っている時に、久しぶりに「レコーディングダイエット」という言葉を使いました。

以前このメルマガで取り上げたこともあるのですが、バックナンバーを探してみたら第167号（2016年8月19日配信）でした。かなり古いネタではあるのですが、大変有効な手法ですので、あらためてご紹介したいと思います。

過去記事から引用しますと、

レコーディングダイエットをご存じでしょうか。簡単に言うと食べたものや食事の時間、そして体重を日々記録していくというダイエット方法です。

食事制限や運動をするわけでもないのに、記録するだけで痩せていくということなのですが、実際に効果のあるダイエット方法として知られています。

記録することで自然に自分の生活習慣と体重の関係を意識するようになり、無理に頑張らなくても食べ過ぎや間食をしなくなったり身体を動かすようになるということなのでしょう。

ということなのですが、「記録を意識することが習慣になると、行動が変わる」という現象は、温浴施設経営においても応用することができます。

例えば、日々の売上や客数データを表やグラフにして、バックヤードの全員が見る場所に掲示する。できれば前年同月データと比較できるなどの分析が加わるとなお良いでしょう。

それを日々見ていると、現場スタッフの皆さんは無意識にいろいろなことを感じとってくれるのです。

「去年よりも売上がずいぶん伸びているのね。」

「平日と週末は客数が2倍も違うのか。」

「この連休の売上はあとちょっとで過去最高記録更新だったんじゃない？」

といったことです。

昨対伸び率や過去最高記録の更新といったことは、ゲーム的に目標達成するモチベーションを高める可能性があります。どんなことをしたら集客がアップしたのか感じ取ってくれたり、売上新記録がかかれば接客で客単価を上げようとする意欲につながるかも知れません。

休日の忙しさを知れば、その日にシフトの穴が開いたらどんなに大変なことになるか、想像がつくようになるかも知れません。

いくら仕事の能率アップや技術向上を説いても、そもそも結果に対する興味や意欲がなければ効果にはつながらないのです。

これは全体の売上や客数データに限ったことではありません。

フロントでの会員入会数、水光熱のメーター、1時間に畳んだタオルの枚数、SNSのインプレッション数、広告宣伝の反響、全体客数に対する特定商品やサービスの利用率…など、それぞれの持ち場ごとに日々意識してみると面白い数字があります。何のデータを記録すべきか、それは施設ごとの状況によって異なります。

毎日記録するだけでダイエットになるのと同じように、記録することで現場の意識が変わり、行動が変わり、業績がアップしていくとしたら、これをやらない手はないと思います。

上司の仕事は…

注目の業界ニュース

【スポーツ観戦×温浴施設、相互誘客の実証実験】
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC034U70T00C25A3000000/
東北経済産業局とプロバスケ「仙台89ERS」が、温浴施設との相互誘客キャンペーンを開始。
3月3日〜4月26日、温浴施設のQRコードでバスケ観戦チケットを割引、試合チケット提示で入浴料割引を実施。
経産局の調査では「スポーツ観戦と温浴施設の親和性」が確認され、今後のビジネスモデル構築に期待されます。

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