天然温泉

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今日は 2022年9月10日です。

注目の業界ニュース

【全国サウナ大物産展 新宿店初日入場整理について】
https://shinjuku.tokyu-hands.co.jp/item/2f-5.html
東急ハンズ新宿店では初日入場整理!
きっと今日のTwitterは、全国サウナ物産展の投稿で溢れかえることでしょう。

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天与の資源

 昨日の記事で、

──サウナは天然水の水風呂や開放的な外気浴などの環境に影響されはしますが、技術やノウハウでカバーできる余地が大きく、温泉のように天から与えられた条件(湯量、温度、泉質)で価値がほとんどが決まってしまうわけではないので、どんな物件でもやりようがあります。
しかも温泉掘削して浴槽や設備を作るよりは、遥かに低投資です。──

と書きました。

自然環境や眺望、給排水条件といったことは、元々その土地が持っている資源であり、簡単には変えることができません。

温浴施設は、土地の状態を前提条件に、その中でやり繰りしながら作るものです。与えられた条件を最大限に活かしつつ、ハンディキャップをどのように克服するのかということを考えるわけですが、ここに知恵を使うことで、施設の個性特徴が生まれます。

いかにノウハウがあってこなれた設計ができるとしても、どんな物件でも似たようなプランを当てはめるという考え方は、驕りであり、下策です。

何故なら、人間の力よりも、自然の力の方が圧倒的に大きいからです。自然に対する畏れや感謝があるからこそ、どのようにしたら良いのかという気づきが得られる。そういうものだと思っています。

前回、

──温浴施設はチェーン展開するメリットが少ない──

と書いた理由も同じです。チェーン展開するということは、その企業が作り上げてきた施設プランやサービス、オペレーションノウハウを駆使して効率を追求するということであり、逆に言うとその地域や土地の特性に合わせたものではありません。

土地の条件に大きな影響を受ける温浴施設は、効率化や集中化によるチェーンオペレーションのメリットを追求するよりも、個別の環境や資源を活かすメリットの方が大きいのです。

 天然温泉は、典型的な天与の資源です。日本には2万8千箇所の源泉があると言われますが、湯量・温度・泉質がまったく同じ源泉はひとつとしてないはずです。

その温泉の特徴を…

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