レコード

「アクトパスクラブ」会員の皆様、

今日は 2023年7月21日です。

マーケティングは現場にあり(1)

 私はこれまで様々なマーケティング業務に関わってきましたが、確信していることは「答えは現場にある」ということです。

先月のフィンランド、エストニア、チェコのツアーは、改めてその過程を確認するよい機会となりました。

各国で訪問したのは、現地ガイドが選りすぐった魅力的な施設ばかり。
それぞれの設備やサービスを体験し、現地の利用者を観察することで、多くの「違い」に気付くことができました。

気候や歴史、水回りの環境や決済システムはもちろん、利用者の年齢層、サウナの経験値、マナーやしきたり、体の大きさや人との距離感、性の概念、おそらくアルコールへの耐性も違います。

各所の個性・特性がそれぞれ異なりますし、日本とは大きく違います。

それ故、参考になる部分もあれば、感心すれども真似できそうもないこともありました。

サウナブームの今、特にフィンランドの情報が日本でも流通しています。
次々に公開される体験者のレポートでは、得難いフレッシュな体験を通して、日本にもこんなサウナがあればいいのに、という素直な感想が多くなっているのは当然のことと思います。

ただ、弊社代表望月が、第2176号「ヨーロッパサウナ紀行(11) 本格フィンランドサウナ」でも書いていた通り、フィンランドのサウナの考え方は、異なる環境下にある日本の温浴マーケットではハメ込みづらいことが多いのも事実です。

生の「現場」を見て、こういった「違い」を理解できたことも、マーケティングの第一歩と言えます。

どちらが良い悪いという問題ではありません。

現場で得た知見を活かすには、その「違い」を踏まえて、日本流のアレンジをいかに加えられるかが勝負どころになるでしょう。

レコード会社で働いていた頃、私は洋楽のマーケティングで同様の「違い」を感じていました。

ネットで何でも調べられる前の時代…

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