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今日は 2022年3月7日です。
カラオケボックスに思う個室サウナの行方
望月啓子です。昨日はオンラインで行われた「日本サウナ祭り2022」に参加しました。
長野県小海町にあるフィンランドビレッジで開催される予定だったリアルイベントが中止になり、オンラインでの開催となりましたが、全国のサウナの紹介やトークイベントなどで大変盛り上がり、楽しい時間を過ごさせていただきました。
特に、旅とサウナの相性がいいことをあらためて実感し、アフターコロナにどう仕掛けていくかを考えるとワクワクしてきました。
午後から日付が変わるまで、運営された方も大変だったかと思いますが、よい機会をいただけて大感謝です。
さて、神楽坂のソロサウナtuneを皮切りに、個室サウナが次々に登場していることは皆様もご存じかと思います。
コロナ禍で密を回避したいというニーズも相まって人気となったtuneの内容や料金を参考に、追随する個室サウナが工夫を凝らしていることが見て取れます。
そんな中で思い起こされるのが、90年半ばのカラオケボックスブームです。
恐ろしいことに(?)私もコンサルティング業界に足を踏み入れてから30年近くが経とうとしています。
仕事を選ばずあらゆることにチャレンジしてきましたが、こと20代の修行時代は、ジャンルを問わず様々な業種業界のお手伝いをさせていただきました。
その中で特に印象に残っている仕事のひとつが、90年代半ばに担当したカラオケボックスのオープン支援プロジェクトです。
上司であるベテランコンサルタントについてオープン販促のイロハを学び、オープニングスタッフと一緒になって準備に奔走し、オープン当日に開店前から長蛇の列ができた光景は今も忘れることができません。
この時の経験は今も仕事に生きています。
タイミングとしては、カラオケ機器がディスクから通信に変わり、最新の曲がどんどん導入されるようになったという、業界にとって画期的な進化があった時代です。
このお店の社長もそうでしたが、脱サラ組がこぞって参入していました。
オープンの大成功を経て私はこの仕事をはずれ、その後は上司がしばらくコンサルティングを続けていたのですが、残念ながらいい状態は長く続かなかったようで、いつの間にかそのお店もなくなってしまいました。
会社にはカラオケボックスの勉強会もあり、多くの経営者が集っていたのですが、それも途中でなくなりました。
風向きが変わった理由は、大手の参入です。
皆様の周囲もそうではないかと思いますが、今現在、カラオケボックスは大手チェーンがメインとなり、独立系はほとんど残っていません。
この社長も、飲食物の仕入れに独自のルートを持ち、最新の機器に加えてカラオケボックスとしては質の高いフードを提供していたのですが、一等地に多くの部屋を持ち、料金も値ごろな大手には勝てなかったのです。
今、各個室サウナの予約状況を見ていると、先駆者であるtuneはさすがに強く、グループルーム以外は予約が取れない状況が続いています。
が、他を見ていると、オープンからしばらくは予約が集中しても、その後は空きが目立つところも多いようです。
先日、オールドルーキーサウナの社長が登壇されるオンラインイベントを見ていたところ、現在3店舗の出店を決め、将来的には300店舗にしたいと語られていました。
オールドルーキーサウナは会員制なので予約制個室サウナとは違う業態ではありますが、資金力がある企業が参入して店舗数が増えていくと競争が激化し、価格競争になっていくことが予想されます。
これに巻き込まれないようにするためには、ハードやスペックだけでなく、ここにしかない魅力を磨きこんでいくことがマストです。
ウィスキングなどのサービス、飲食店など地域のお店とのコラボ、オリジナル性の高い物販等々、できることはいろいろあると思います。
カラオケボックスと大きく異なるのは…
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