「アクトパスクラブ」会員の皆様、
今日は 2023年12月16日です。
温泉vsサウナ(2)
このシリーズ、前回記事では、
──イニシャルコスト、ランニングコスト、スペース効率。すべての面で浴槽設備よりもサウナの方が勝っていると言えます。ここまではサウナが3勝0敗。
残る問題は集客力です。コスト面でいくら有利とはいえ、集客できない設備では意味がありません。──
といったことを書きました。では実際のところ、集客面で温泉とサウナを比べるとどうなのでしょう。
「日本人は温泉好き」という話は論を待たないところであり、集客面については、良質な源泉があるとないとでは大きな違いがあるのは事実です。また、環境によっては水光熱費の軽減も期待できます。
しかし、天然温泉があるだけで絶大な経営的効果が期待できるのかというと、そうではありません。温泉ファンが唸るような良質な源泉は限られていますし、水光熱費効果も湯量や温度、そして排水環境に左右されるので、ケースバイケースなのです。
メルマガ第1514号「温泉とサウナ」(2021年4月5日執筆)でGoogleトレンドを使い、「温泉」と「サウナ」という2つのキーワードの関係を追ってみたところ、2004年8月の「温泉」検索数を100とするとサウナは3。2021年4月は温泉46に対してサウナ4。かつては温泉の方が30倍も検索数が多かったのに、17年経って10倍程度にまで差が縮まってきている、という話を書きました。
ではいまはどうなっているのでしょう。直近では温泉48に対してサウナ7。両者の差はさらに縮まり、約7倍となっています。
Googleトレンドの検索ボリュームは、国民の関心度を示す分かりやすい指標ですが、消費行動や市場規模と一致しているわけではありません。「温泉」という言葉を含む検索が「サウナ」の7倍多いとしても、実際に温浴施設に行く人の目的が「温泉」の方が「サウナ」より7倍も多いとはどうしても思えないのです。
昔、温浴施設に来る人のうち…
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注目の業界ニュース
【サウナイキタイ サウナ飯メニュー機能の追加】
https://sauna-ikitai.com/news/food-menu
サウナイキタイがWeb版に「サウナ飯メニュー」機能を追加。この新機能により、サウナ施設で提供されている人気メニューが一目で確認できるようになりました。ユーザー投稿に基づきメニュー名が表示され、重複や表記ゆれがあるメニューは報告を受け付けて統合。アプリ版でも年内にサウナ飯投稿機能を追加とのこと。
温浴施設でも新メニューの開発や既存メニューのブラッシュアップをする上で参考になりそうです。
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2024年2月13日から16日まで、東京ビッグサイトで「JAPAN サウナ・スパ EXPO 2024」が開催されます。セミナーでは、業界を代表する著名な方々が講師として登壇!サウナ王とアクトパス望月による特別対談も!!
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