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今日は 2022年6月15日です。

注目の業界ニュース

【食べたら“整えてくれる”」サウナ専用ところてん、あります!】
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/sbs/70431
サウナ用ビール、サウナ用ドリンクは既にありますが、サウナ用ところてんは史上初ではないでしょうか。
「まさかの組み合わせ」が革新を生みます。

悩みは一緒

 先日デスクで仕事をしていると、旧知の温浴経営者の方から突然電話がかかってきました。

以前本店のリニューアルや再生物件取得の際にお手伝いをさせていただいた後、しばらくお取り引きがなかった企業でした。「何かあったのか」と思いながら電話に出ると、世間話が始まりました。

最近新規オープンした施設のことや、業界団体の動向などをひとしきり喋っているうちに、話題は料金設定のことに向かって行きました。

その施設の料金設定は現在2,750円。それをこの7月に一段階引き上げる決断をしたそうです。

以前リニューアルオープンをする際、「地域で一番高い料金にしましょう。それもひとつの一番化です!」と焚きつけてワンランク上の料金設定をご提案しました。しかし、どうしても意見が合わず、結局落ち着いた料金設定が2,750円だったのです。

「前に望月さんに言われた時はその料金にできなかったけれど、今回はようやく踏ん切りがつきましたのでご報告です。」とのこと。

「どうして値上げする気になったのですか?」と聞きました。

すると、「近隣の温浴施設と相談して、7月に一緒に料金改定することになりました」と。

近隣と相談して同時値上げ、それもひとつの方法だなと納得しました。

私がどんなに一番化戦略や利幅のある料金設定のメリットを説いても、どうしても超えられなかった2800円の壁。その壁を周りの施設と一緒だったら越えられるということです。

料金を上げることで苦労して掴んだ固定客が離れていってしまうかも…というのは温浴施設の経営者にとって怖いことなのです。

しかしこのまま対策を講じなければ、いくら集客しても利益が出せない状況になるのは目に見えています。「何とかしなければいけない」という逼迫感の中で、ついに近隣競合施設と相談するという動きになったのでしょう。

相談された側の施設としても「この物価上昇の中でどうしよう」という悩みは一緒ですから…

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