前回のメルマガ第3023号(2026年6月16日配信)で、Googleビジネスプロフィール(以下GBP)における写真や動画投稿の重要性について書きましたが、その続編です。
最近GBPを開くと、一部の写真にクチコミから抜粋されたテキストが、キャプション(説明文)のように表示されているのをよく見かけます。
これはGoogleのAIが写真の内容を自動判別し、それに関連すると判断したクチコミの記述を自動的に組み合わせて表示する便利な仕組みです。ところが、実際の店舗ページを見ると、写真とまったく関係のないクチコミの一文が添えられてしまう「ミスマッチ」が多発しています。
例えば、水風呂の写真の下に「フロントの対応が丁寧で感動しました」と表示されていたり、サウナ室の写真に「レストランの食事が最高でした」というクチコミが紐づいていたりするケースです。
実は温浴施設の写真は、こうしたAIの誤作動が特に起きやすいと考えられます。現在のAIは、見た目がよく似た「温浴槽」と「水風呂」の決定的な見分けがつきません。
また、ある一角にフォーカスしたサウナ室の写真は、ロビーや休憩エリアと誤認されることもあります。浴室特有の湯気や湯面の反射、薄暗いライティングも、AIの識別精度を著しく下げる要因になっています。
このミスマッチは、一見すると些細なシステムのエラーに見えますが、実際の集客においては見過ごせない機会損失を生んでいます。
昨今のサウナや温泉ユーザーは、訪問候補地を調べる際、事前に「何があるのか」を非常にシビアにリサーチします。露天風呂の造りはどうなっているか、サウナストーブの種類は何か、水風呂の深さ・広さ・温度はどうかなど、他店と比較しながら施設を選んでいるのです。
そんな熱量のあるユーザーに、本来伝わるべき施設の価値が伝わらず、そのまま離脱されてしまう可能性は十分にあります。
カメラが持ち込めない浴室の写真は、施設側が手間をかけて用意すべきものです。これがAIの誤認によって台無しにされてしまうのは、あまりにももったいないことです。
そして残念ながら、現時点ではこのAIが自動生成するキャプションを、オーナー側が直接編集・削除する機能は提供されていません。
そこで、対抗策として活用したいのが…
業界関連トピック
【温浴施設の有毒ガス想定で合同訓練】
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/2766623?display=1
長崎市の「スタジアムシティホテル長崎」で、地震を起因に温浴施設の機械室から有毒ガスが発生した想定の消防合同訓練が初めて実施。従業員の避難誘導手順の確認に加え、防護服姿の特殊災害救助隊が要救助者の救出にあたったとのこと。温浴施設の機械室には塩素系薬剤やボイラー燃料など危険物が集中しており、正しい初動判断を全スタッフが共有できているか、改めて確認しておきたい事例です。






