先日、ある温浴施設の接客研修を担当させていただきました。
接客研修ではいつも、参加者の皆さんにこうお尋ねしています。
「最近お客様として店舗や施設に行った時に、嬉しかったこと/嫌だったことは?」
通常はグループで話し合ってから発表していただきますが、今回は24時間営業の施設で、2日間にわたり5~6名ずつの少人数での研修だったため、ひとりずつ全員に話していただきました。
(ほぼ全スタッフが参加されるという本気度が素晴らしかったです!)
すると、普段は見えにくい個人別の「接客マインドの差」が、はっきりと浮かび上がってきました。
この質問にしっかり答えられる方には、お客様視点があるのです。
「笑顔で対応されるとやっぱり嬉しい」
「レストランでポテトを追加で頼もうとしたら、メイン料理にポテトが付いていると教えてくれた」
「いつも行くコンビニで、自分の銘柄のタバコを用意してくれる」
外国籍のスタッフさんも、日本語が得意でなくても、一生懸命に体験を語ってくださり、接客する側・される側の気持ちを深く理解していることが伝わってきました。
「日本に来た時、クリニックでスリッパを出してくれたのが感動だった」
「常連のレストランが笑顔で、最後にデザートをサービスしてくれる」
逆に「嫌だったこと」も…
注目の業界ニュース
【福島が成長率トップ、東北でインバウンド需要が急伸】
https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/01260/00005/?i_cid=nbpnxr_top_tre
2019年比で福島県が旅行消費額成長率トップとなり、宮城・山形を含む東北3県が大きく伸びています。福島空港―台湾の定期チャーター便就航や温泉地再開発が寄与したとのこと。一方、鹿児島・鳥取などは地方空港の国際線回復が遅れマイナス成長となっています。
地域ごとの訪問者数と消費単価の傾向が明確に分かれており、温浴施設でも国際便の動向や季節観光と連動した施策が有効になりそうです。







