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何が温浴施設の成否を決めるのか(2)

前回の記事(1)で、「マーケットや事業の本質を忘れて…」と書きましたが、では温浴事業の本質とは何なのかを考えてみたいと思います。

メルマガ第961号「温浴と精神性」(2019年5月13日配信)に書いた一文をあらためて引用します。

公衆サウナの国フィンランド(こばやしあやな著)」にはこんな一節があります。

建築家であり道具研究家の山口昌伴さんが、フィンランド人のサウナ文化と日本人のお風呂文化に共通した、歴史的(宗教的)意義に端を発する恒久的価値として、次の四単語を挙げています。

やすらぎ(心と体が緊張から解放される)

きよめ(心と体が浄化される)

いやし(心と体が患いから回復する)

たのしみ(心と体が楽しむ)

まさにこの四つの価値こそが、宗教的・神聖さが薄れてきた現代においてもなお、両民族がわが身を持って知り、継承している、日々の暮らしにサウナやお風呂を必要とし続ける理由そのものではないでしょうか

ここに書かれたように、「やすらぎ」「きよめ」「いやし」「たのしみ」という価値を作り出すために、一部はハードの力が必要です。

少なくとも自宅の浴室では得られないような入浴体験を提供しなければ、有料の温浴施設としての存在意義がありませんので、脚を伸ばせる大きな浴槽、サウナと水風呂、裸で外気にふれる環境といった浴室環境は必須でしょう。

しかし、凝った建築デザインにしたり浴室設備の種類をどんどん増やしたりすることは…

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【浴場で男女区別を身体的特徴で法案化へ】
https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/politics/kyodo_nor-2024090301001501.html
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