「リスクマネジメント」の記事一覧
温浴施設は持続可能-5
- 公開日:
水道水を使うとしても高温の温泉と熱交換すれは、ボイラーは不要か、わずかな追い焚きで済むはずです。浴槽の湯を温度調整するためのチラーは不要。
もっと単純な仕組みで設備が簡略化できたはずですし、チラーの電気代やボイラーの燃料代も本来必要ないのです。
同じ轍を踏みたくない
- 公開日:
兵庫県神戸市の温泉宿泊施設でレジオネラ菌感染事故が起きました。
過去の経験則では、このような事故が起きると、その地域では温浴施設に対する不安心理が拡がり、顕著に入浴者数が減少してしまいます。元の水準まで回復するには長い時間がかかります。
コロナ禍で苦戦している温浴業界にとって、このような形でさらに消費が減速してしまうのは何とも残念なことです
社内熱波師の育成
- 公開日:
先先日のサウナ開業塾で、熱波師育成について少しお話ししたのですが、この件を短い言葉でお伝えするのは難しかったので、この場を借りて補完しておきます。
まず、なぜ自社スタッフを熱波師に育成しなければならないか。
ロウリュをすることによる、サウナの満足度アップの効果は絶大です。
しかし、自店のお客さまをサウナファンにして、リピーターになってもらうためには、単発のイベントだけでは大きな効果は期待できません。
継続的に高頻度に開催し、その施設に行けば確実にロウリュを楽しめるという状態にするためには、外部から熱波師を招聘しているだけでは不可能ですので、社内に複数の熱波師を育成しなければならないのです。
熱波イベントは大変だから、最近流行りのセルフロウリュにすればいいんじゃない?と思うかもしれませんが、セルフの方がさらに難易度は高くなります。
加熱したサウナストーンに水をかける行為について、ほとんど知見を持たない素人にセルフロウリュをさせるのは大変危険なことなのです。
私が長年お勧めしてきても、セルフロウリュ化を躊躇する温浴施設が多かったのは、皆さんそれだけ難しいということが分かっているからです。
このタイミングで仕掛ける
- 公開日:
昨日お知らせしたセラミックサウナストーンのリコール問題について、誤解がないよう、ちょっと補足しておきたいことがあります。
センシティブな内容なので、この内容はあくまでも私見として、会員の皆様だけに非公開でお伝えするものです。
リコール対象となったセラミックストーンは…
教科書に書いてあることだけじゃ分からない(3)
- 公開日:
3ヶ月間の短期集中講座のつもりでスタートしたサウナ開業塾第1期。まだlesson3を終えた折り返し地点ですが、この期間中にもマーケットは激しく動いており、驚くような出来事が次々と勃発、時代の変化のスピードにはただただ驚くばかりです。
サウナベンチの思い出(2)
- 公開日:
たまたまニュージャパンサウナでベンチ板の素材や加工についての蘊蓄を聞かされていましたので、その意味を考えるようになっていましたが、かつてはそこに意識を向けている人は消費者にも施設経営者にもほとんどいませんでした。
板の加工ひとつのことであっても業者さんからすると余計な手間、コストでしかありませんでした。
板の面取りや角丸加工と同じような衝突は、他の現場でも多々ありました。