新規客対応力で差がつく

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今日は 2022年2月8日です。

新規客対応力で差がつく

 明日の夜から、サウナ開業塾(Sauna Startup Academy)が開講します。

集まった塾生の皆様のプロフィールを拝見していて、ちょっと驚いたことがあります。説明会参加者のお名前から想像して、ある程度年齢層が若い人が多いんだろうな…、とは思っていたのですが、入塾してきた方々にサウナ歴(いつサウナに目覚めたのか)が浅い人が多いのです。

私などはサウナの魅力を知ってもう四半世紀も経つのですが、これからサウナ事業の開業を目指す人たちの中には、サウナ歴がまだ数年どころか数ヶ月という人も複数いらっしゃいました。

サウナに目覚めてからわずか数ヶ月で開業を志すという、その勢いとスピードに圧倒されます。

と同時に感じるのは、本当にこのコロナ禍とサウナブームでマーケット状況が一変したということです。

コロナ感染者数報道が一進一退を繰り返す中、いまだ感染不安心理は色濃く、社会活動は元に戻ってはいません。

これまで地元を中心にしたリピーターで安定的に成り立っていた温浴施設でも、入館者数はコロナ前の8割。広域商圏や観光マーケットからも集客していた施設では、さらに厳しい状況が続いています。

一方で、サウナ目的の新規客を上手に取り込んでいる施設では、コロナ前の客数に戻っていたり、コロナ前を超える水準となっているところもあるのです。

一刻も早く業績を立て直したいと考えるのであれば、以前の客層が戻ってくるのを待つのではなく、新しい客層(サウナファン)を取り込んだ方が早いのは間違いないようです。

しかし、そこでひとつ気をつけなければならないことがあります。それは新規客対応力です。

お互いに馴染んでいる常連客と違い、新たにその施設に来た新規客は、利用方法がよくわからず戸惑っています。

その施設ならではの魅力を充分に体験することなく帰ってしまっては、リピートにつながりません。

食事などをセットにしたクーポンは施設の魅力を理解している人しか利用せず、新規客のほとんどは入館割引などのシンプルなクーポンを使う、という経験則があります。

そのまま短時間入浴だけで帰してしまうと、飲食自慢の施設では客単価も伸びませんし、リピーターもつかめないということになります。

そもそも温浴施設利用に不慣れな人であれば、利用方法やマナーが分からずに、トラブルを起こしてしまうこともあるかも知れません。

そうならないようにするためには…

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