満天の湯

「アクトパスクラブ」会員の皆様、

今日は 2023年1月21日です。

2000号記念アンケートへのご協力をいただいた皆様、本当にありがとうございました。
昨日、御礼のタオルとステッカーを発送させていただきました。到着まで楽しみにお待ちください。

注目の業界ニュース

【アイリスオーヤマ、仙台うみの杜水族館が清掃ロボットを初導入】
https://iotnews.jp/robotics/213987/
一昨日のニュースですが、今はまだ集客施設での清掃ロボット導入は話題性があります。
しかも業務用お掃除ロボットの月額プランを見ると、清掃人件費を考えれば充分費用対効果が計算できる範囲になってきています。
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サウナのコーチング

 生まれつきのサウナ好きとか、誰に教わることもなく自然にサウナーになったという話はあまり聞いたことがありません。ほとんどの人が誰かに誘われてサウナの世界に入っていくものです。このことを最初にメルマガに書いたは、第301号「コーチの存在」(2017年2月3日執筆)でした。

私自身もニュージャパンサウナの中野佳則副社長(当時)に横について説明してもらいながら一緒にサウナとロウリュを体験して、その魅力にとりつかれたひとりであり、その原体験がなかったら今この仕事を続けていたかどうかも分かりません。

ですので、サウナー育成にはインストラクターやコーチが必要である、ということを繰り返しメルマガにも書いてきました。

メルマガバックナンバーを読み返しますと、

──熱い部屋で何分も我慢したりプールよりも冷たい水風呂に入ることが、気持ち良かったり健康に良いということはなかなか理解できません。言葉でいくら伝えようとしても、想像がつかないのです。

試しにおそるおそる入ったとしても、しっかり身体の芯まで加温し、水風呂にも入るような入浴法を自発的に気づくことは少なく、短時間で出てしまったり水風呂や外気浴を省略してしまいがちです。自然にサウナの魅力に気づいてもらうことは難しいでしょう。

そうであるなら、温浴施設はサウナのインストラクターを配置したら良いのではないかということをメルマガに書いたのですが、それを読んでサウナのインストラクターを配置した温浴施設があったかどうか。

これも言葉だけではなかなか伝わらないということなのかも知れません。

当時考えたサウナインストラクターのやり方を再掲しておきます。
・サウナマスター講座の開催を告知(館内とネットで)。
・開催の10分くらい前に館内放送。
・浴室の指定場所に集合。
・集まったところで簡単な説明。
・一緒にサウナ入浴(12分前後)、ついでにサウナマナーも教える。
・一緒に水風呂入浴(1分前後)。
・一緒に休憩しながら要点を復習し、あと2〜3回の繰り返し入浴を推奨して講座終了。
・しばらくして様子を見に行き、声をかけて新しい世界に足を踏み入れたことを確認。修了証カードなどを渡すのも良いでしょう。

これにセルフロウリュの解説も組み合わせるという方法もあるでしょう。

なかなか定着してくれない新規客を追いかけ続けるよりも、サウナファンを育成する方が着実にリピート客の増加につながるはずです。

仮に1日に男女ひとりずつ、年間約700人のサウナファンを育成し、そのサウナファンが週1ペースで来店してくれるようになったら、年間3万5千人の増客ですよ。(笑)──

日刊アクトパスニュース第581号「百聞は一見にしかず、百見は一考にしかず、百考は一行にしかず」より

しつこくインストラクター設置をおススメしていますね。これは今でも良い考えだと思っているのですが、このようなサウナ初心者向けイベントを温浴施設が開催するようになったという話は、残念ながら5年経っても聞こえてきませんでした。

冷静に考えてみると、上記のような方法でイベント参加者を募っても、参加人数が不安定で、通常営業しながら継続していくのは難しいということなのかも知れない…などと諦めかけていたのですが、ついに具体的な動きがありました。

それは…

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