白木と間接照明の現代的なサウナ室と使い込まれた木材のサウナ室の比較画像です

あまり通う時間もないのに地元のフィットネスジムに入会し、ムダに会費を払い続けていることは以前にもこのメルマガに書きましたが、立派な大浴場を持つそのジムには2つのサウナ室があります。

そのうち片側の高温ドライサウナが、しばらく前から「改装中」になっていました。

普段からサウナに入ると「このサウナをもっと良くするためにはどうすべきか」と脳内リニューアルプランを考えるクセがありますので、私の中では様々な改装パターンが勝手にシミュレーションされており、いったいどんな姿に生まれ変わるのかと工事完了を楽しみにしていました。

そして先日、ついに改装工事が終わり、新しくなったサウナ室がお披露目されたということで早速体験に行ってきました。

ところが、扉を開けてみると、その改装内容は床や壁、ベンチ、照明を取り替えただけのものでした。

新しい木材の香りが漂い、間接照明などを取り入れて見た目は確かにお洒落になりましたが、体感面は以前とまったく変わっていませんでした。正直なところ、少しガッカリしてしまったのです。

もちろん、フィットネスジムにとってサウナはあくまで運動後の入浴のための付帯設備です。会員の多くも「汗が流せれば十分」「綺麗で清潔ならそれでいい」と考えているでしょうし、ジム側の目的も老朽化した木材の張り替えと美観の回復、つまり安全衛生とクレーム防止だったはずです。そう考えれば、この改装は経営判断として決して間違いではありません。

しかし、温浴を本業とする私たちの視点から見ると、せっかくの設備投資の機会に「もっと体験価値を高められないか」「お客様に感動を与える空間にできないか」と考えてしまいます。

リニューアルにおいて、正解はひとつではありません。体感温度の改善、収容人数の最大化、オートロウリュの導入、熱波師の演舞スペースの確保、あるいは省エネ性の向上など、目指す方向性はいくらでもあります。

私が脳内でシミュレーションする際も、「もしこのサウナで熱波イベントを強化して差別化するなら」「もし静寂と瞑想を売りにするなら」と、まず仮のコンセプトと目的を決めてから構造や設備を考えます。目的が定まって初めて、最適な設計が導き出されるからです。

そこでふと考えました。こうした思考プロセスを細かくプロンプトにしてAIに入力すれば、AIが完璧なサウナの改装プランを瞬時に作れるようになるのではないか?と。

部屋の寸法、動線や収容人数などを条件として与えれば、熱効率が良く、コストパフォーマンスに優れ、人間工学に基づいた「理想的な図面」をAIが弾き出す。これは技術的にはすでに可能であり、設計やリニューアルの現場でAIが当たり前に使われる時代はすぐそこまで来ています。

では、そうやってAIが完璧に計算し尽くしたサウナに入ったとき、私たちは心から感動するのでしょうか。
そのとき脳裏に浮かんだのが「AI美女」の存在でした。

数年前…


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