展示会場で温浴業界に関するセミナーを聴講する参加者の様子

温浴施設に勤務する人は、基本的に日々同じ現場で働き、同じ光景を目にしています。

その馴染んだ環境は、時に私たちから新鮮な気づきを奪い、改善の機会を見過ごしてしまう原因となることがあります。

ルーティンワークの中で無意識のうちに慣れてしまうことは、人間の自然な習性であり、ある意味で効率性をもたらすものですが、同時に現状維持に甘んじ、進化を阻害する側面も持ち合わせています。

運営現場の仕事は清掃、設備管理、人員配置、集客など、多岐にわたる業務に追われて、つい視野が狭くなりがちです。
自施設の良い点、悪い点、改善すべき点を客観的に判断するのは想像以上に難しいものです。そこに長く身を置くことで、良くも悪くも「慣れ」が生じ、細かな不満点や改善の余地がある部分を、もはや問題として認識しなくなってしまうのです。

これは、自身の家の散らかり具合や匂いは気にならないが、他人の家を訪れるとすぐに気づく、といった現象に似ています。

この「見慣れた光景」から脱却し、新たな視点を得るための最も効果的な方法の一つが…


会員限定コンテンツ


この記事の続きは日刊アクトパスNEWS会員の方のみご覧いただけます。温浴施設経営に役立つ最新情報とノウハウを毎日お届けしています。

注目の業界ニュース

【湯船入浴が心疾患リスク低減に有効、シャワー派に一石】
https://diamond.jp/articles/-/364825
暑い季節に増える「シャワーのみ入浴」ですが、研究によると湯船に浸かる習慣のある人は心疾患のリスクが低いことが判明。血行促進やストレス軽減が要因で、週数回の入浴でも効果があるとされています。
ぬるめのお湯での半身浴や涼しい時間帯の入浴が推奨されており、心疾患予防としても注目されます。

温浴業界の最新ヒントとニュースを提供する専門メールマガジン | 株式会社アクトパス