松ぼっくり

「アクトパスクラブ」会員の皆様、今日は2022年10月6日です。

注目の業界ニュース

【入浴施設が多い都道府県ランキング】
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2210/04/news173_2.html
NTTタウンページが10月4日に公開した、最新の入浴施設数のデータです。業界分析的な記事になっていますが、これは統計的な意味はあまりなくて、単にタウンページに登録している施設数の減少ということ。固定電話を設置しない施設も出てきており、時代の移り変わりを示す指標のひとつです。

差別化のためではなく

 4年前のメルマガ第848号「岩塩完売!」(2018年12月13日執筆)で、一度「松ぼっくり」について書いたことがあるのですが、だいぶ時間が経っており、最近メルマガを読み始めた読者様は知らないと思いますので、時節柄、また書いておきたいと思います。

松ぼっくりの話というのは、かつて私が温浴施設の現場運営をしていた時のスタッフからのアイデアでした。

──大きくて立派な松ぼっくりが大量に落ちているところがあったので、それをたくさん拾って持ち帰り、金銀銅のメタリックスプレーをかけてクリスマスの飾りとして売ったのです。仕入れは無料、若干の人件費と塗料代がかかっているだけですから笑いが止まりません。

自宅より豊かなバスタイムを求めて温浴施設に来る人たちは、生活を豊かに彩るちょっと素敵な物が好きなのです。

温浴設備を変更したり追加したりするのは大きな金額がかかりますので慎重にならざるを得ませんが、物販はそれにくらべるとリスクが少なく、たとえ狙いが外れたとしてもそれほどのダメージではありません。

売店を通じて新しいお客さまをつかんだり、品揃えで施設のコンセプトを強化するようなこともできますので、もっと本格的に物販に取り組んだらと思うのですが、そう考える温浴施設はまだ多くないようです。

これも今後が楽しみなチャンスのひとつですね。──

その後、松ぼっくりの販売が温浴業界で流行ったという噂をちっとも聞かないのですが、どうして誰もやってみないのか、私にとっては不思議です。

松ぼっくりの調達は無料、製造原価は塗料スプレー代と手間だけ。それを1個100円とか、○個セット○百円といった値段をつけて売るのですから、損することはまず考えられません。

ネットで「松ぼっくり ディスプレイ」と検索してみたら、飾り用のいろいろな松ぼっくりが結構売られていました。意外とそんな需要はあるのです。

温浴施設の物販は、メーカーや卸売業者さんから持ち込まれる商品を…

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