堀田湯レディスデー専用のれん

サウナの男女格差をどう埋める?

 ここのところ、サウナイキタイのいろんな施設のサ活をチェックすることが日課のようになっています。

目からウロコの意見を発見できることがあり、すっかりハマってしまいました。

最近のヒットは「男性のほうがアウフグースの回数が多いのに料金が同じなのは納得がいかない」というものでした。

以前メルマガ第1889号「座り心地と回転率」(2022年7月14日記事)に書きましたが、神戸サウナのレディースデーが行われた際、露天ゾーンの新サウナのためのクラファンという名目だったのですが、帰りのエレベーターで一緒になった関西女子達の、
「でもなあ、(自分たちは今日だけなのに) 男たちのために(クラファンで)お金払ったと思うと腹立つなあ」
「(レディースデーは1日だけなのに)女を利用しているよなあ」
という会話を聞いたとき以来の新鮮な驚きでした。

しかし、確かにおっしゃる通りなのです。

同じ施設に同じ料金を払っているのに、アウフを受けられる機会が少ないのは納得がいかなくて当然です。

女湯のほうがアウフが少ない施設は多いですが、許されるのは男湯が女湯の1.5程度まででしょう。

人間は、心理的に1.3倍になると「違い」をはっきりと認識するそうです。

逆に言うと、1.3倍程度は「差をつけられている」とは感じにくく、1.5倍くらいまではギリギリセーフなのでないかと思います。

四捨五入すると、女湯が1回なら男湯は2回、女湯が2回なら男湯は3回、女湯が3回なら男湯は5回となりますが、実際に繁盛店を見ているとそのくらいの差までなら許容範囲と言えそうです。

ちなみに、スカイスパでは、男湯ではアウフグース11回に対し、女湯はアウフが5回、水かけのみのスタッフロウリュが10回ありますが、このように、別の形でカバーしていれば女性客も納得できると思います。

アウフの回数ばかりクローズアップしてしまいましたが、男女格差を料金や条件に反映させている施設も…

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