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今日は 2022年8月17日です。
注目の業界ニュース
【居酒屋店主がサウナ開業 岐阜】
https://www.yomiuri.co.jp/local/gifu/news/20220808-OYTNT50131/
異業種からサウナへ挑戦する個人や企業が増加しています。
これまでにない知識や発想が既存のサウナ業態と混じり合うことで、業態そのものの多様化と進化に繋がりそうですね。
岩盤浴とサウナ市場の考察
ふと気になることがあって2006年頃の仕事のファイルを確認していたところ、自分自身ではその存在をすっかり忘れていた「岩盤浴市場分析」というExcelファイルがあり、どんな内容だっけ?と思いながら開いてみました。
https://aqutpas.co.jp/ganbanyoku2006/
出てきたデータは、綜合ユニコムさんの資料から引用した都道府県別の岩盤浴施設数の集計と、それぞれの人口との関係を比較した「1施設あたり支持人口」の分析でした。
2006年というのは私が独立してアクトパスを創業した年で、まだあまり仕事が多くなかったので、このような分析をじっくりやっているゆとりがあったのかも知れません。
当時は岩盤浴ブームの勢いがすごくて、弊社にも連日お問い合わせの電話が入ってきていました。そこは今のサウナブームによく似た状況です。
この分析表によると、月刊レジャー産業2006年6月号(綜合ユニコム)に掲載された岩盤浴施設数は全国で838箇所。
2008年に週刊誌のバッシングを受けて失速する直前の岩盤浴施設数ピークは全国で2,000箇所を超えていたと思われますので、まだブームも五合目の手前といったところです。
興味深いのは、最も岩盤浴の出店が進んでいた地域が北海道だったということです。
現在のサウナブームでも、北海道は先進地のひとつですから、新しいものを受け入れやすい土壌があるのか、それとも気候が寒いから温まれる機会を求めているのか、と考えてしまいますが、2位が沖縄ですから気候はあまり関係なかったようです。
北海道以外では東京や福岡といった都市部が先行しているところもサウナブームと共通している印象です。
もうひとつ、右上にあるMSという数値は、マーケットサイズ(一人あたり平均年間消費支出金額)のことです。
岩盤浴施設は1施設あたり平均年商が概ね3千万円と言われていました。そこで
・施設数×3千万円=市場規模
・市場規模÷人口=推定MS
という計算をしてみたのです。
全国の市場規模÷総人口は、MS=197円。北海道だけに限定すると、MS=890円という結果でした。
仮に2006年時点で北海道の施設数が飽和状態に達していたとしても、いずれ全国で北海道レベルまで岩盤浴施設の出店が進むとしたら市場は4倍以上に成長する余地がある、ということを示しています。
実際にそうならなかったのは事件が起きてしまったからですが…。
岩盤浴施設と同じように、いまの都道府県別サウナ施設分布を…
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