ガスCIF価格推移

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今日は 2022年3月26日です。

1年後に見る景色

 このところ、顧問先で入館料金改定の議論をする機会が増えてきました。理由は言うまでもなくエネルギーコストの高騰です。

3月に限った事でなく、昨年から大手電力・ガス会社で値上げの発表が相次いでいます。

レギュラーガソリンの全国平均価格は、2021年4月に139円/Lだったのが、2022年3月現在163円/L。

輸入ガスのCIF価格(輸送による運賃や保険料、為替変動を組み込んだ実質的な価格)はこの1年間で2倍近くにも跳ね上がっています。日本の電力供給は天然ガスによる火力発電が主力ですから、発電コストも上昇を抑えることができません。

新電力ネット「ガス火力発電による発電単価の推移」

消費者としてもエネルギーコストの高騰が家計を直撃しているのを実感するところですが、ウクライナを巡るロシアと欧米との対立が続いていることから、今後ますますエネルギー供給が懸念される情勢となっています。

一般的な温浴施設の水光熱費は1客あたり300円前後となっているところが多いので、それが簡単に何割も増えてしまうと、いくら爪に火をともすような節約努力をしても追いつきません、元々薄利だった営業利益などすぐに消し飛び、赤字転落です。

コロナ禍の影響で客数や客単価ダウンに苦しんでいるところにコスト増大となれば、まさに泣きっ面に蜂、弱り目に祟り目の状況となります。

昨日サウナ業界のある重鎮の方から電話をいただいたのですが…

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